- 曽根 省吾
- 株式会社塗装職人 代表
- 神奈川県
- 一級塗装技能士
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
10年経過した家を訪問してみました。
今はすっかり現場には足を運べなくなりましたが、ここは私が塗装をしたお家です。
くわしい内容のページはこちらで見れます。
当然ですが10年前の塗料で塗り、外壁のシールの打ち替えをし、素地が露出しているほど傷んでいた木部塗装をしたその後はどうなっているのか?
木部には、シルクシーラー、一液ファインシリコンセラを使用。
専門的で分からないかもしれませんが、当時はかなりの高級品。
今でもファインシリコンセラシリーズはメジャーですからね。
傷みが激しい場所は塗料の吸い込みもはげしく4度塗りの場所もありました。
吸っても吸っても吸い込んでしまい、塗膜が張らないとでもいいましょうか。
以前にも話したことがあるかもしれませんが、最高8度塗りした経験もあります。
まるでスポンジが水を吸うのごとしです。
そして外壁には水性エポサーフを下塗り、水性シリコンセラの中、上塗りの3度塗り。
普通は下塗りにはシーラーというものがよく知られていますが、この時はサフェーサーを使用しました。
シーラー、サフェーサー、フィーラーと、私もよくわかりません(笑)
いずれも当時から最新塗料に気を配っていたものの、紫外線に強いUVカット機能はまだ未発売。
ひび割れていたベランダのウレタン防水も行いました。
この時は、単管足場、一液タイプのシーリング(コーキング)、塗装と3役をこなしていましたが、今は足場は足場屋、シールは2液タイプのシリングをシール専門職人で、しかも当時より性能がいい塗料がドンドン出てますから、より専門性の高い塗装ができています。
現在は私なんて到底及ばない、およそ倍の経験年数をもつ川口という職人を筆頭に、国家資格の一級塗装技能士たちが、最新塗料を用いて、より耐久性の高い塗装をしてくれています。
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