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日本語にならない英語 – Responsible

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日本の英語教育

Responsible:  「主題となっている、問題となっている物事について、主要原因が何であるのか説明出」出来ることを “responsible”といいます。 

1 a : liable to be called on to answer
   b (1) : liable to be called to account as the primary cause, motive, or agent <a committee responsible for the job>
      (2) : being the cause or explanation <mechanical defects were responsible for the accident>
   c : liable to legal review or in case of fault to penalties

2 a : able to answer for one's conduct and obligations : TRUSTWORTHY
   b : able to choose for oneself between right and wrong

(http://www.merriam-webster.com/dictionary/responsible)

“response” 「 応答する、対応する」に “able” 「出来る」の意味が付け加わっているのが基幹です。
相手に対する「応答」だけでなく、「善悪の判断」なども自分で論理的に自問自答出来る能力のことです。

日本人の使う英和辞典を調べてみると:
Responsible:
1 〈人が〉(人に)責任がある((for, to ...));(行為などに)責任をとるべき((for ...))
2 〈人・物が〉(…の)原因である, (…を)招いた((for ...))

英語の持つ “response” + “able” の意味がまったく出て来ません。 間違った意味ですね。

責任「責めを負う」という日本語をそのまま使っています:
1 立場上当然負わなければならない任務や義務。
2 自分のした事の結果について責めを負うこと。特に、失敗や損失による責めを負うこと。
(国語辞典によると)

ということで、英語の “responsible” と日本語の「責任感のある」とはまったく似ても似つかない、まったく異なる単語だとわかります。 更に困ったことには、英和辞典も間違っているということです。

例えば:
Is he responsible enough to have a car?

という英語の意味を考える時に、ただ単に「彼は車を持つのに十分な責任感があるのか?」とやってしまうと、日本人特有の「責めを負う」と誤解してしまう可能性が高いです。

「もし事故を起こした時に自分で責任を持てるのか?」という意味だと誤解してしまいがちです。 

英語が言おうとしているのは、「十分な善悪、状況の判断を自分で論理的に出来る能力があるか?」ということです。 日本語訳では出ませんね、本当の英語の意味は。

ビジネスミーティングの場で日本人の英語での応答がトンチンカンで、うまくDealが進まない時にもこの “responsible”が大きな犯人かも知れませんよ。

「もし~の状況下で問題が起こったらどうするのか?」というアメリカ人の質問に、「私が責任を持ちます。」という誠に日本的な発想で “I will be fully responsible for that.” などと答え、何の具体的な説明もしなかった場合どうなるでしょうね。

ビジネスディールはまずうまくいかないと思います。 日本人相手の会議は何を言ってるのかわからない・・・と苦笑いのアメリカ人の愚痴を聞いたことがあります。 「日本人は英語が出来ない。」という悪評もここに原因のヒントがあるかも知れませんね。

Be responsible.

考え得る原因について、論理的、具体的に説明出来る能力があることです。
何の納得出来る説明も出来ず、すぐに辞職してしまう日本の総理大臣や大臣のことではありません。

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