33.『祝婚歌』に学ぶ(2) - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

松山 淳
アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
東京都
経営コンサルタント

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対象:人材育成

閲覧数順 2016年12月08日更新

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33.『祝婚歌』に学ぶ(2)

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ビジネスエッセイ

完璧なんて不自然だ!



若い人はもう知らないかもしれませんが、
土光敏夫氏という伝説的経営者がいました。
故人であるが、質素な生活ぶりから
「めざしの土光さん」として後世に名は残り
今なお尊敬する人は後をたちません。

昭和25年(1950年)経営の危機に陥っていた
石川島重工業(現在、石川島播磨工業)の社長に就任します。
土光氏は徹底した合理化で経営再建に成功します。
その後、東芝の社長を務め、経団連の会長に就任して
中曽根内閣のもと「行政改革」に取り組みます。
「行革の鬼」とまで呼ばれました。

その功績とは裏腹に、
質素な生活を生涯つらぬき通しました。
石川島重工業時代に造船疑惑に巻き込まれます。
その時、警察が土光氏の家を調べにやってくるのですが、
あまりのみすぼらしさに
「この人は関係していない」
と思わせた、そんなエピーソドまであります。

そんな土光氏の言葉に

「仕事は65点でいいから早くやる」

といったものがあります。

完璧を目指すことはもちろん大事だが、
実行を伴わない完璧は困る。
畳の上で100点の泳ぎができても、
決して泳ぐことはできない。
『祝婚歌』にも、こうあります。
 
  『祝婚歌』

   完璧をめざさないほうがいい 
   完璧なんて不自然なことだと 
   うそぶいているほうがいい
 
     (吉野弘 童話屋)
 

完璧な人なんていません。
完璧なんて不自然ですね。
そう思って行動すること、実行することを
大事にしたいと思わせる詩の一節です。


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