同じ金額の財産を相続しても税額が違うの!?

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公開日時
2006/02/15 12:04

日本の相続税は変わった税制です


日本の相続税は、諸外国の相続税とくらべると変わった税制です。

同じく1,000万円を相続しても税額が違う!


仮にお父さんが亡くなられて、あなたが相続する財産が1,000万円だとします。
ここで、(ア)相続する財産の「総額が10億円」でそのうち1,000万円を相続する場合と、(イ)「総額が2億円」でそのうち1,000万円を相続する場合を考えてみましょう。

もし相続人が、お母さんとあなたと妹さんの3人だとすると、あなたの相続税は、(ア)の場合は333万円、(イ)の場合は95万円になります。

どうして同じ1,000万円の財産を相続したのに、相続税額が3倍以上違うことになるのでしょうか? 

相続財産の「総額」が大きいと。。。


これは、日本の相続税が、相続財産の「総額」が大きいと、相続税の合計額が大きくなるしくみになっているからです。それを、実際に受け取る相続財産の比で按分して計算するので、相続財産が同じ1,000万円であっても、相続財産の「総額」次第で、あなたの税額が変わることになります。
このコラムの執筆専門家

峯村 照秋(ファイナンシャルプランナー)

みねむら総合会計事務所 代表

マネープランもグローバルに。海外経験がいきる提案が自慢です

豊かな人生のために準備したいこと。住まいはどうしますか、保険は的確ですか、金融商品は最適ですか。そして、次の世代への財産・事業承継を考えるあなたの「思いやり」はカタチになっていますか―。ファイナンシャルプランを通じて安心をお届けします。

峯村 照秋
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