自宅兼店舗の贈与について
74歳の義母と私(嫁)が同居しています。義父は施設入所しており義母と自営業を営んでいます。3人が同一世帯になっており、事業主、自宅の持ち主は義母になっています。義父の入所費用や課税状況を考え、店の権利と自宅の権利を私に変更し、世帯分離しようと思っています。
店の収入は、義母の年金(国民年金満額)程度であり、家屋は古く田舎であるため、土地の価値は大したものではないと思われますが、贈与税はどれほどかかるのでしょうか?
gomameさん ( 大阪府 / 女性 / 59歳 ) | 2010/01/15 14:59
暦年課税と相続時精算課税制度をご紹介します
gomame 様
初めまして、ライフプランの実現と資産運用をサポートするオフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
通常の贈与の場合の税額は、下記を参照ください。
お父様のお店の権利と自宅不動産の評価額に対して、課税がされます。
暦年課税の贈与税の税率表
http://www.nta.go.jp/taxanswer/zoyo/4408.htm
一方、贈与者の年齢が、贈与の年の1月1日時点で、65歳以上の場合には、相続時精算課税制度を選択出来ます。この制度は、生前贈与に対する贈与税と相続税を通して課税されるもので、一度選択すると、相続開始まで当該制度を選択しなければなりません。
但し、生前贈与に関しては、複数年にわたる特別控除額として2,500万円が設定されており、その額を超えた額に、20%の贈与税を納付します。
また、相続開始時に合算した金額の相続税を納めますが、既に支払っている贈与税の額が多い場合には、還付されます。
相続時清算課税制度のあらまし
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/pan1504-1/01.htm
参考になれば幸いです