土地相続についての質問です。
私の祖母は現在、亡き祖母の父親名義の土地を巡り兄妹でもめています。
父親は十数年前に死亡しており、祖母はその土地に家を建て数十年暮らしてきました。土地税も祖母が支払ってきました。
しかし自身の余命が幾ばくも無いことを知った兄が今になって土地の名義を自分に移すよう祖母に迫っているのです。
もちろん祖母は承諾していませんが、兄からは脅迫に近い行為も受け、弁護士を立てると言うとまた脅迫してくるのです。
これは違法な行為だと思うのですが、このような違法な相続であった場合、当事者が死亡したケースも含めて後から土地を取り返すことは出来るのでしょうか?また、この場合はどのように対応すべきでしょうか?
ys131さん ( 岡山県 / 男性 / 18歳 ) | 2013/01/23 02:08
冷静に話し合う機会を作りましょう
かなり困難な状況になっており、それを見ているあなたはいたたまれないでしょうね。
さて、少々資料や状況がわかりにくいのですが、
1)祖母と祖母のご兄弟の争い(ご兄弟は二人だけ)
2)曽祖父(祖母の父親)が亡くなった時は、曾祖母(曽祖父の奥様)は既に他界されてい た。 と、整理してみました。
このような条件で、曽祖父(祖母の父親)が亡くなった時の遺産分けは、祖母と祖母のお兄さんが半分づつ分けるのが法律で決められています。その時に相談で兄が祖母に全部やるよということになっていればいいのですが、多分そのようなことがなく今日に至っていると思います。
問題解決の糸口は、まずは原則論に戻り冷静に話し合うことです。半分はお兄さんの権利ですが半分は祖母の権利です。現在住んでいる建物が祖母名義であれば問題外で、土地だけに絞ることができます。お兄さんが主張しているように、全部の土地をお兄さん名義にすることはできません。更に、強迫的に迫ることはもっといけないことです。
そのため、これ以上争いを長引かせることは、お互いに良くないことですので、土地名義を半分づつにするか、または半分の土地の金額をお兄さんに渡して相続を完了させなければなりません。土地名義を共有することは良くないです。そのあとの相続においてまた争いの原因になります。仮にお兄さん名義の土地にした場合、土地代金の半分をもらうことが前提です。次に、お兄さんの名義になったあとは、その土地を借りて住むことになりますので、それが可能かどうかですね。
最終的に弁護士を立て争うのであれば、曽祖父がなくなり十数年経過するのに何も言ってこなかったことを強調して、その土地の占有権があることを主張することも可能です。
しかし、余り事を大きくすることは良くないです。弁護士さんに大金を払う考えがあるのであれば、じっくり腰を据え冷静に話し合うことです。ご兄弟ですから、そのあとのご家族もお付き合いがあるのですから、親戚同士でいがみ合わない努力が必要です。