生前贈与について
8年前に亡くなった父からの相続について相談です。(母はすでに他界)
遺言書(検認済み)では、娘二人で半分に分けなさいと書かれてありました。
父の財産は、生前から今も姉が管理しています。
姉は、私が11年前住宅取得の際に父から援助してもらった500万円が生前贈与にあたるため、差し引くと言います。
姉は結婚後、賃貸マンション→父の実家(10年間家賃なし)→住宅取得
姉夫婦が家を購入した5年後、妹の私が賃貸暮らしから住宅取得の際に、父に「姉が家賃なくて助かった分、私に援助してほしい」と頼んだわけなのです。
しかし、姉は、父から「家賃はいらない、管理人と思って住んでほしい」と頼まれたわけで、父が帰ってきた時には世話もした、お金もかかったと言います。
その実家は、姉夫婦が退去してから、借家にして今も家賃収入があります。(家賃10万円)
今回、借家人が退去する予定なので、この際不動産も処分して財産を分けて終わりにしたいと両者が思っています。
相続で争う事のないようにと、遺言書を残していった父のことを思うと、こういう状態は良くないと思っています。
申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
20120827さん ( 兵庫県 / 男性 ) | 2012/08/28 14:56
生前贈与について
行政書士・ファイナンシャルプランナーの新谷がお答え致します。
相続のモメ事・・・とまでいかなくても金銭のモヤモヤを引きずったままいると今後何かお金の問題が起きた時に紛争が蒸し返される恐れもあります。
遺言書の内容は相続人全員の合意で変更する事もできるので、姉妹で遺産分割をきちんとしようと言う間に専門家を交えて財産分割案を調整して「遺産分割協議書」を作成しておけば安心だと思います。