使用貸借による建て替えについて
私、夫、子供一人の三人で、父の名義の土地・家に住んでいます。あまりにも古くてひどいので(築40年以上)建て替えることになりました。
資金の協力は全く出せないが、私らの名義で好きなように建てていいと言われました。
何件かのハウスメーカーでそのように相談したところ、どこの人にも「使用貸借が一番いい」と言われました。
たくさん家を建てていろんなケースを見てきている人たちがそういうのだからそうなんだろうと、特に不安も感じずに建て替えの話をすすめてきましたが、今になって父親が、誰かに何か言われたらしく、「それはまずいんじゃないか」とか「あとでトラブルになるんじゃないか」とかうじうじといろいろ言ってくるので、なんとかきちんと説明したいのですが、私も無知なもので、頑固で世間知らずな父親を納得させるような説明ができません。
そもそも、私たちのケースで一番、費用や手間がかからずにすむのは本当に「使用貸借」で良いのか、そして父にわかりやすく説明するにはどうしたらいいのか教えて下さい。
よろしくお願いします。
ばんしぇさん ( 岩手県 / 女性 / 39歳 ) | 2012/02/15 09:54
使用貸借の問題点
ばんしぇさん、こんにちは。
ファイナンシャル・プランナーの森久美子です。
貸した土地というのは、相続税や贈与税の計算をする際に貸している分(借地権価額分)土地の価額は低めに評価されます。
ところが、使用貸借は、対価を伴わずに貸主と借主間の人的つながりのみを基盤とするものなので、借地権価額は差し引かれず、評価は下がりません。
つまり、相続対策にはなりませんが、一般的に親の土地に子が家を建てる場合は、中途半端な地代のやり取りをすることはせず、使用貸借の形をとること多いようです。
さて、お父様がなにがまずいとおっしゃっているのか、どんなトラブルを心配されているのか聞いてみましたか?
将来の相続のことなどを心配されているのではないでしょうか。
ご家庭のご事情が分かりませんが、具体的にどのようなことを心配されてりるのか、じっくり聞いてみてからもう一度投稿されるといいですね。
少し読みにくいですが、国税庁のHPも参考にしてください。
http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/shitsugi/hyoka/02/04.htm
http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/tsutatsu/kobetsu/sozoku/731101/01.htm