「遺産分割」の専門家コラム 一覧(4ページ目) - 専門家プロファイル

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舘 智彦
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土面 歩史
土面 歩史
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閲覧数順 2024年04月24日更新

「遺産分割」を含むコラム・事例

362件が該当しました

362件中 151~200件目

事業承継の方法

第3 事業承継の方法 1 概要  事業承継の方法は、「親族内承継」と「親族外承継」とに大別することができ、「親族外承継」はさらに「役員・従業員等への承継」と「M&A」に分けることができます。  なお、本書では、「親族内承継」、「役員・従業員等への承継」、「M&A」に続く、第4の方法として「信託」を掲げます。 また、本書では、事業承継に際して企業の再生を図る場合や、結果として事業...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

数次相続と代襲相続(誰が相続人となるのか?)

相続手続きをするにあたり、複数の相続が関連してくることがあります。 ある方の死亡により相続が開始したが、相続手続きをしないでいるうちに、その法定相続人であった方が亡くなったとします。このときには、亡くなった方の法定相続人が相続権を引き継ぎます。 このように、前の相続手続きをしないうちに、次の相続が開始してしまっている状態を「数次相続」といいます。一つ目の相続(第1次相続)に、二つ目の相続(第2...(続きを読む

高島 一寛
高島 一寛
(司法書士)
2013/04/11 18:53

相続登記に必要な戸籍の範囲

相続登記をするときには、多くの戸籍謄本(除籍謄本、改製原戸籍)が必要になることがあります。遺産分割協議による場合、法定相続による場合の相続登記では、相続人の全員が誰であるかを戸籍謄本などにより明らかにしなければならないからです。 被相続人の子供が相続人となるときには、それほど難しい調査は必要ないかもしれませんが、直系尊属、兄弟姉妹(または、その代襲者)が相続人となる場合には、非常にたくさんの戸籍...(続きを読む

高島 一寛
高島 一寛
(司法書士)
2013/04/07 10:58

相続登記の種類と必要書類(3)

3.法定相続による相続登記 相続人が2名以上いて、その法定相続分どおりに不動産を相続するときは、法定相続による相続登記をします。 法律上の権利どおりに登記をするわけですから、被相続人の意思を確認するための遺言書も、相続人全員の合意があったことを確認するための遺産分割協議書も不要であり、手続き的にはもっとも簡単な相続登記であるといえます。 なお、相続人が1名のみのときも法定相続による相続登記を...(続きを読む

高島 一寛
高島 一寛
(司法書士)
2013/04/04 17:44

相続登記の種類と必要書類(2)

2.遺産分割による相続登記 次の2つに当てはまる場合には、遺産分割協議による相続登記をします。 (1) 被相続人が遺言書を作成していない。 (2) 相続人が2名以上いて、その法定相続分と異なる割合で遺産を分ける。 なお、法定相続分と異なるというのは、割合が異なる他に、相続人中の1名が単独で不動産を相続する場合も含みます。 遺産分割協議による相続登記をするためには、相続人による遺産分割につい...(続きを読む

高島 一寛
高島 一寛
(司法書士)

相続登記の種類と必要書類(1)

不動産の相続登記(名義変更手続き)には、大きくわけて3つのパターンがあります。遺言による場合、遺産分割による場合、法定相続による場合です。このコラムでは、どのパターンに当てはまるのかの判断、そして、登記手続きをするにあたり何が必要かについて解説します。 1.遺言による相続登記 被相続人が遺言書により、誰が不動産を引き継ぐのかを指定している場合には、「遺言による相続登記」をおこないます。 この...(続きを読む

高島 一寛
高島 一寛
(司法書士)

誰が不動産を相続するのか

誰が不動産を相続するかの決まり方については、被相続人(亡くなられた方)が遺言書を作成していたかどうかにより異なります。 1.遺言書がある場合 被相続人は、遺言によって、共同相続人の相続分を定めたり、遺産分割の方法を指定したりすることができます。よって、遺言書により、誰が不動産を相続するのかを定めていれば、その方が不動産を相続します。 法律的に有効な遺言書がある場合には、他の相続人の同意を得る...(続きを読む

高島 一寛
高島 一寛
(司法書士)

相続人および相続分の決まり方(2)

前回のコラムでは、誰が相続人となるかについて解説しましたが、今回は相続人が2名以上いる場合の「各相続人の相続分」についてです。 まず、配偶者のみが相続人である場合は、配偶者が全ての財産を相続します。配偶者がおらず、子(または、直系尊属、兄弟姉妹など)のみが相続人である場合も同様に全ての財産を相続します。 配偶者と子(または、直系尊属、兄弟姉妹など)が相続人となる場合、各相続人の相続分は次のとお...(続きを読む

高島 一寛
高島 一寛
(司法書士)
2013/03/29 14:49

相続手続はいつまでに何をしたらいいの?

ラジオ(FMあまがさき、「中西優一郎のLaw・and・Order」の第50回目、平成25年3月14日分)に出演致しました。 「相続手続はいつまでに何をしたらいいの?」 先日、私の父が90歳で亡くなりました。 母は84歳で健在です。私は、弟と2人兄弟です。 父が亡くなった後、自宅の不動産や預貯金の相続など、色々な手続が必要だと思うのですが、何から手を付けていいのかよく分かりません。 いつま...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)
2013/03/26 10:12

家事事件手続法の概要

 2013年1月1日から家事審判法にかわって家事事件手続法が施行されます。 新法では家事事件手続の透明化,当事者の手続保障の規定が入りました。 例えば,申立書の写しは相手方に送付されることになりますし,審判記録の閲覧謄写は,旧家事審判法では裁判所の裁量に任されていましたが,当事者からの申立てを原則許可しなければならないとされます。 また,子どもの手続代理人や電話会議・テレビ会議など新しい制度...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

家事事件手続法(研修)を受講しました。

 視聴日時 2013年3月26日    講座名       「家事事件はどう変わったのか-2013年1月1日施行の家事事件手続法」  研修実施日  2013年2月20日開催  実施団体名  日本弁護士連合会         認定番号          (会内研修の認定番号、又は外部研修実施団体の認定番号)   [講師] 木内 道祥弁護士(大阪弁護士会) 大森 啓子弁護士(第二東京弁護士...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

イベントへのご参加ありがとうございました

本日、リビングむさしの様主催のアクティブシニア講座へ出展いたしました。 セミナーへご参加いただきました皆様、またブースへ個別相談へお越しいただいた皆様、ありがとうございました。 相続税の増税を控えて、今後益々生前での対策が重要となってきます。 相続税対策、遺産分割対策でお悩みの方は是非一度ご相談下さい。 野上 (続きを読む

楠 壽大
楠 壽大
(公認会計士)

事業承継と信託、その2

第2章 事業承継における信託の利用可能性 第1 当事者の倒産リスクの回避  信託財産は,委託者から受託者に移転し,受託者に帰属しますから,委託者の債権者は,信託財産に対して強制執行等を行うことはできません。  他方,受託者の債権者も,信託財産に対して強制執行等を行うことはできません(信託法23条1項)。そして,信託財産は受託者から独立していますから,受託者に倒産手続が開始された場合,信託財産は...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

相続人がいない…財産はどうなる?

ラジオ(FMあまがさき、「中西優一郎のLaw・and・Order」の第46回目、平成25年2月14日分)に出演致しました。 「相続人がいない…財産はどうなる?」 先日、私の隣に住む一人暮らしの92歳の男性が亡くなりました。 その男性の財産には、住んでいたマンションがあります。 お子さんはいらっしゃらないようです。 このマンションはどうなるのでしょうか。 私は、男性を看病したり、家族同様...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)

親を最期まで介護してきた…相続分はどうなる?

ラジオ(FMあまがさき、「中西優一郎のLaw・and・Order」の第44回目、平成25年1月31日分)に出演致しました。 「親を最期まで介護してきた…相続分はどうなる?」 私は、47歳の会社員で兵庫県に住んでいます。 父が2年前に脳梗塞で倒れ、その後、父と同居して介護をしてきましたが、先日77歳で亡くなりました。 私には、兄がいますが、東京で暮らしており父や私とは別に暮らしています。 ...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)

相続登記とは

人が亡くなると相続が発生します。 相続が発生すると、基本的に、亡くなった人の財産はすべて相続人に受け継がれます。 相続人に受け継がれた財産の中に、土地や建物などの不動産がある場合、その名義を亡くなった人から相続人に変更する必要があります。 これを「相続登記」といいます。 相続登記それ自体はいつまでやらなければならないといった決まりはありません。 ただし、いつまでも亡くなった人の名義のまま放置してい...(続きを読む

安井 大樹
安井 大樹
(司法書士)
2013/02/06 21:01

相続税と家族関係のコツ

おはようございます、2月、いよいよ確定申告シーズン到来です。 今年は準備が比較的順調なので割と余裕があります。   相続税と家族関係について取り上げています。 おおまかにコツをまとめます。   ・遺産分割について喧嘩をしない 場合によっては遺言書を用意するなど、揉め事が少なくなるように。   ・お互いの税金が減るように協力をする 相続人間に協力体制があるのとないのとでは税金に雲...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)

各種特典

おはようございます、本日は月に一度の横須賀出張です。 海が近いと、釣り糸を垂らしたくなりますねぇ…。   相続税と家族関係について取り上げています。 今日は各種の特典について。   相続税には各種の特典が用意されています。 これまで住み続けた家だから評価を安くする。 配偶者は一緒に頑張ったんだから税金面で優遇する。 こういった諸々の規定があることで相続税がかなり減額されます。 ...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)

親の認知症がすすんできた…成年後見って、どんな制度?

ラジオ(FMあまがさき、「中西優一郎のLaw・and・Order」の第41回目、平成25年1月10日分)に出演致しました。 「親の認知症がすすんできた…成年後見って、どんな制度?」 私は、42歳の自営業者です。 私の父は80歳ですが、物忘れが激しく、認知症がすすんでいます。 この先、お年寄りをねらった悪質な詐欺や訪問販売などに引っかからないか心配です。 このような場合、成年後見という制度...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)

親の遺産ってどうやって調べるの?

ラジオ(FMあまがさき、「中西優一郎のLaw・and・Order」の第40回目、平成25年1月3日分)に出演致しました。 「親の遺産ってどうやって調べるの?」 私は、46歳の会社員です。 先日、父親が88歳で亡くなりました。母親は、2年前に既に亡くなっています。 父親の遺産を相続人である私と弟で分けようと思うのですが、父親とは別居していたのでどのような財産があるのかまったく分かりません。 ...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)

生命保険って相続対策にどう使うの?

ラジオ(FMあまがさき、「中西優一郎のLaw・and・Order」の第36回目、平成24年12月6日分)に出演致しました。 「生命保険って相続対策にどう使うの?」 私は58歳で、息子が2人います。夫は3年前に亡くなっています。 私の持っている財産は自宅の土地・建物がほとんど全てで、その他は少し現金があるくらいです。 息子たちが私の相続で争わないようにしたいです。 相続対策に生命保険を使う...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)

1次相続が未分割の場合の2次相続の申告後の更正の請求

  今日の事例は、できるようで実はできない制度をご紹介します <事例> 甲と乙の夫婦にはABの子がいました。 今年、夫の甲が亡くなりその3カ月後に妻の乙が死亡しました。 甲乙ともに遺言書を作成していなかったので、ABは遺産分割で 悩みました。 その結果、妻乙の相続税の申告期限までに夫甲の遺産について未分割 でした。 つまり、2次相続(妻乙の相続)に係る相続税の申告に 当たっては、妻乙の固有の...(続きを読む

近江 清秀
近江 清秀
(税理士)

東京都内で「配偶者が亡くなったときにやるべきこと」研修セミナー…

ファイナンシャルプランナーの明石久美です。 2012年11月28日(水)東京都港区で「配偶者が亡くなったときにやるべきこと」の研修セミナーを行ってきました。 配偶者に限らず、身内に不幸があったときには、多くのやるべきことがあります。 葬儀から始まって、役所への届出や返却、遺産分割協議や名義変更など葬儀後の相続手続き、四十九日や納骨などの供養関係、遺品整理や形見分けなど色々あります。 ...(続きを読む

明石 久美
明石 久美
(ファイナンシャルプランナー)

弁護士に依頼せずに自分で裁判できるの?

ラジオ(FMあまがさき、「中西優一郎のLaw・and・Order」の第31回目、平成24年11月1日分)に出演致しました。 「弁護士に依頼せずに自分で裁判できるの?」 私は61歳の男性です。先日、父が93歳で亡くなり、遺産を相続することになりました。 父の遺産分割をめぐって兄弟で話し合いをしていましたが、結局まとまらず、裁判になりそうです。 弁護士に依頼したいのですが、私は定年退職をしてお...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)

長男に会社を継がせたい…どうしたら上手く行く?

ラジオ(FMあまがさき、「中西優一郎のLaw・and・Order」の第29回目、平成24年10月18日分)に出演致しました。 「長男に会社を継がせたい…どうしたら上手く行く?」 私は、63歳で、自動車部品の製造会社を経営しています。 私には、2人の息子がいて、次男は歯医者をしているので、長男に会社を継がせたいと考えています。 現在、私の名義で会社の株式や工場の機械などを所有しているのですが...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)

相続と事業承継

第4章 相続と事業承継  今まで説明してきた通り、有効な事業承継の対策を講じなければ、円滑な事業承継は達成されません。  円滑な事業承継を行うためには、次の2つの観点からの検討が不可欠です。 (ⅰ)株式その他の事業用資産の後継者への集中 (ⅱ)後継者以外の相続人への配慮(遺留分減殺請求の問題)  まず、(ⅰ)については、企業経営の観点からは、後継者およびその他の友好株主に...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

遺留分減殺請求権行使の方法

7 遺留分減殺請求権行使の方法  遺留分減殺請求権は,必ずしも裁判上行使する必要はなく,遺贈等を受けた者に対して,意思表示することをもって足ります(最判昭和41・7・14民集20巻6号1183頁)。 相続人の一部の者に全財産が遺贈された場合における遺産分割協議の申入れには,特段の事情のない限り,遺留分減殺請求の意思表示が含まれていると解釈されます(最判平成10・6・11民集52巻4号1034頁...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

登記について・最終回

皆さん、こんにちは。 3回に分けてお送りしています「登記」のお話も、今回が最終回です。 前々回、前回は「相続登記」及び「贈与登記」の手続き等に関しての基礎についてお届けしました。 最終回の今回はその総集編として、「相続と登記」にまつわる具体的なお話をいくつか挙げていきたいと思います。 遺産分割協議により公平に遺産分割を行おうとする場合、特に分割しづらい不動産においては、後々相続人間に...(続きを読む

高原 誠
高原 誠
(税理士)

類型別の寄与分の算定方法

  4 寄与行為の類型と寄与分の算定方法(北野俊光『遺留分の算定』判例 タイムズ1100号379頁)  寄与行為には,条文上,次のような類型があり,寄与分の算定は類型に応じた計算式により行われます。実際の事例では,複数の類型にまたがる複合型もあります。 (1)「被相続人の事業に関する労務の提供」  被相続人の事業に無報酬又はこれに近い状態で従事した場合です。  被相続人の事業とは,一般...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

持戻しの免除

3 持戻しの免除  特別受益の制度を回避するには,「持戻しの免除」という方法があります(民法903条3項)。  この方法は,被相続人の意思で,相続人が被相続人から生前贈与により取得した財産をみなし相続財産に合算しないことを認めるものであり,後継者が遺産分割の際に取得できる財産が増えます。  特別受益の制度は,共同相続人間の公平を図ろうとするものですが,それは,あくまで被相続人の意思に反しない...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

特別受益の評価方法

2 特別受益の評価方法  特別受益と評価されるか否かついては,特別受益制度の趣旨が,生前贈与や遺贈による「遺産の前渡し」により,相続人間の公平が害されることを防止することにありますから,「遺産の前渡し」と評価できるかによって判断されます。同じ額でも当事者によって,特別受益と評価される場合や評価されない場合があります。  特別受益となる財産の価額の評価基準時は,相続開始時か遺産分割時かについて争...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

中小企業承継円滑化法の立法趣旨

第3章 中小企業承継円滑化法 第1 中小企業の事業承継における問題点 1 民法上の遺留分の制約  円滑な事業承継のためには,株式その他の事業用資産の後継者への集中が不可欠です。しかし,中小企業経営者の個人資産に占める自社株式及び事業用資産の比率は非常に高く,これら株式その他の事業用資産を後継者に集中させると,後継者以外の相続人の遺留分を侵害してしまうことが生じてしまいます。この場合に,後継者...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

事実上の相続放棄

3 事実上の相続放棄  共同相続人の協議による分割の場合には,具体的相続分に従わない分割も当然に可能であって,これにより,遺産分割において,一人の相続人に相続分すべてを集中させるような分割の合意をすることができます。  これには,2つの方法があります。 第1の方法は,一人の相続人を除く他の相続人が,すでに被相続人から十分な生前贈与を受けているとして(特別受益),自分の相続分はゼロであるという...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

死亡保険金を代償金支払いの財源として利用する方法

【コラム】死亡保険金を代償金支払いの財源として利用する方法  前述の通り,代償分割を利用できれば,後継者に事業を承継させる手段となりますが,代償金の支払いが後継者にとって大きな負担となります。  そこで,経営者が生前において相続人である後継者を保険金受取人とする保険契約を締結しておき,この保険契約により支払われる死亡保険金を代償金の支払いに充てる方法が考えられます。 (ⅰ)死...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

遺産分割の解除の可否

(3)遺産分割の解除の可否  一度,遺産分割がなされれば,債務不履行を理由とした解除を認めないのが判例です(最判平成元・2・9民集43巻2号1頁)。その理由は,第1に,遺産分割には遡及効があり(民法909条本文),相続開始の時から遺産は協議内容に応じて各相続人に帰属していたことになりますから,協議自体の債務不履行は観念できないこと,第2に,解除を認めると遡及効を有する遺産の再分割を余儀なくされ,...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

遺産分割の具体的方法

(2)遺産分割の具体的方法  遺産分割の具体的な方法としては,現物分割,換価分割,代償分割,用益権の設定,といったものが考えられます。 ア 現物分割  現物分割は,相続財産を例えば,土地建物は長男,預金は妻,というように現在ある相続財産をそのままの状態で各相続人に分配する方法です。 イ 換価分割  換価分割は,相続財産を全部または一部を処分して,その売却代金を各相続人に分配する方法です。...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

債権・債務以外の財産の共同相続

4 その他の遺産の共同相続 (1)株式  株式が相続財産に含まれる場合,その株式は,共同相続人間で,その相続分に応じて,当然には分割されません。すなわち,株式はすべて,その相続分に応じて,相続人の共有となります。最判昭和45・1・22民集24巻1号1頁も株式を相続人が共有することを前提としています。 【事例】における被相続人甲が保有していた700株の株式はすべて妻乙,長男丙,次男丁の共有とな...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
2012/09/30 06:13

遺言書を作成するなら公正証書が安心、確実

通常、遺言書を作成する場合、遺言者が自分ですべて手書きで作成する自筆の遺言書(遺言自筆証書)と公証人役場で公証人に作成してもらう遺言書(遺言公正証書)があります。 遺言書の作成は、法律上の形式を備えている必要があります。この法律上の形式を備えていない遺言書は、場合によって無効とされ各種相続手続で使用できない場合があります。 遺言書の意思が反映されるようにするには、作成された遺言書が相続開始後、...(続きを読む

芦川 京之助
芦川 京之助
(司法書士)

再転相続の際の遺産分割

【コラム】再転相続の際の遺産分割  例えば,【事例】の甲に妻乙以外の女性との間に子(己)がいた場合に甲が死亡すると,その相続人は妻乙と子丙,丁,己になります。この相続後,遺産分割をする前に妻乙も死亡してしまった場合には,その相続人は丙,丁になります。  このような状況で,丙,丁,己はどのように遺産分割を行えばよいのでしょうか。  この点を明らかにした判例が,最決平成17・10...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
2012/09/29 15:53

遺産分割の手続の流れ

2 遺産分割の手続 (1)手続の流れ  まず,遺言があれば,これに従い,遺言がない場合には,共同相続人間での協議となります(民法907条1項)。遺産分割協議が調わないとき,又は協議をすることができないときは,各共同相続人は,家庭裁判所に遺産分割調停の申立てをすることができます(家事審判法11条)。遺産分割調停を行っても相続人間の話し合いがまとまらない場合には,家事審判手続に移行し,遺産分割が行...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

遺産相続をめぐる確認の訴え

【コラム】確認の訴え (ⅰ)具体的相続分の確認を求める訴え  遺産分割手続では,特別受益や寄与分をめぐって共同相続人間で争いが生じ,その具体的相続分の確定が困難な事態がしばしば生じます。そこで,この具体的相続分の確認訴訟を提起することが考えられます。  しかし,「具体的相続分は,・・・遺産分割における分配の前提となるべき計算上の価額又はその価額の遺産の総額に対する割合を意味す...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

遺産分割ー遺産共有の暫定性

第4 遺産分割 1 遺産共有の暫定性  相続開始後の遺産の共有は,いわば,暫定的なものであり,相続の開始によって共同所有となった相続財産を個別具体的に各相続人に帰属させる手続が民法上,用意されています。これを遺産分割といいます。 被相続人は,相続開始の時から5年を超えない期間を定めて,遺言で遺産の分割を禁止することができます(民法908条)が,この分割を禁止する定めがない限り,相続人は,いつ...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

被相続人の不動産の利用をめぐる相続人間の争い

【コラム】被相続人の不動産の利用をめぐる相続人間の争い (ⅰ)【事例】において,被相続人甲と同居していた長男丙及びその妻は,被相続人死亡後,直ちに実家(自宅)から立ち退かなければならないのでしょうか 相続財産である実家の不動産の利用は,目的物の管理行為にあたります(民法252条本文)。そうすると,管理行為は,共同相続人の過半数で決することになりますから,甲の妻乙と次男丁が結託す...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
2012/09/29 15:43

相続財産の共有

第3 相続財産の共有 1 遺産共有の性質  相続人が数人あるときは,相続財産は,その相続分に応じて,相続人の共有状態となります(民法898条)。  この相続財産の共有の意味は通常の共有(民法249条以下)と同じであり(最判昭和30・5・31民集9巻6号793頁),実務もこれに沿って運用されています。ただし,遺産共有を解消するための裁判は,家庭裁判所における遺産分割審判であって,地方裁判所にお...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

法定相続分

第2 法定相続分 1 相続財産  相続財産とは,被相続人の相続開始時の財産のことをいいます。  相続人は,相続開始の時から,被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継(民法896条本文)しますから,積極財産だけではなく,消極財産(債務)もこれに含まれます。   2 相続分  相続分とは,数人の相続人がいる場合に,各相続人が承継する割合をいいます。 相続分は,被相続人が遺言をもって自ら...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

事業承継の方法

第3 事業承継の方法 1 概要  事業承継の方法は、「親族内承継」と「親族外承継」とに大別することができ、「親族外承継」はさらに「役員・従業員等への承継」と「M&A」に分けることができます。  なお、本書では、「親族内承継」、「役員・従業員等への承継」、「M&A」に続く、第4の方法として「信託」を掲げます。 また、本書では、事業承継に際して企業の再生を図る場合や、結果として事業を廃業せざる...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

最近、私が受講した日弁連の税法の研修リスト2012

最近、私が受講した日弁連の税法の研修です。   2011/11/17  裁判所からみた税務訴訟の留意点 2時間 2011/8/31   中小企業のための会計と税務     2時間半 2011/1/19   租税訴訟と要件事実           2時間44分 2010/12/15  税法勉強会(会社法編③)       2時間43分 2010/10/22 税法勉強会 (会社法編②)...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

相続登記について

皆さんこんにちは。 少し前のお話ですが、今年の8月23日は、暦の上では「暑さも終わる」という「処暑」(しょしょ)。 実際にはまだまだ猛暑の日々が続いている訳ですが、それでも「朝夕は涼しげな風が吹く」といわれる「処暑」の通り、このコラムを書いている夕方6時頃は時折涼しい風を感じられ、見上げた空はおぼろげながら高くなってきたように思え、着実に近づく秋の気配を感じます。 今回は相続税とは直接...(続きを読む

高原 誠
高原 誠
(税理士)

「相続税務・遺産分割の実務」の研修を受講しました

 講座名    「相続税務・遺産分割の実務」  研修実施日  2010年12月15日開催  実施団体名  日弁連          [講師] 1、相続税務の実務  講師 城所弘明氏(税理士・公認会計士) Ⅰ 相続税務の経緯と概要 Ⅱ 生前対策としての贈与税 Ⅲ 暦年課税制度の贈与 Ⅳ 相続時精算課税制度の贈与 Ⅴ 相続税の実務知識 Ⅵ 弁護士との連携  税務の本には書いて...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

遺言書作成と相続手続き講義の収録|東京都内

ファイナンシャルプランナーの明石久美です。 今日は、東京都内の証券会社で、遺言書の有無と遺言種類によるその後の相続手続きについてお話してきました。 遺言書は、お金持ちの人が書くものと思っている人が多いのですが、家族が相続で困らないように作成しておくものでもあります。 例えば・・・ 「うちは財産なんてないから~。だって、この家とわずかな預貯金しかないし。」 と言う人が多いのです...(続きを読む

明石 久美
明石 久美
(ファイナンシャルプランナー)

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「相続」に関するまとめ

  • 相続や相続税の仕組み、また事前準備、相続発生後の不安に役立つ情報をご提供します!

    相続のお悩みは本当に人それぞれ。親族同士で揉める「争族」、また遺言書が見つからない、相続発生後に知らない親族が出てきた…土地や建物の持ち主が分からない!などの問題もよく出てきます。それに加えて平成27年1月の相続税改正後、課税対象者は約5万人増えるとも言われています。 「我が家には関係ない」と思っていると、莫大な相続税が課税されてしまうかもしれません…! どういう人が相続税の課税対象になるのか、また改正内容を事前に知っておくことで自分の相続や、両親など親族の相続時に活かせる可能性が充分あります。相続税の発生、自分の相続のための生前贈与の準備や遺言書作成など、相続発生前~発生後まで幅広く専門家がサポートいたします。 ここでは、相続ってなに?税制改革で何が変わるの?という初歩的な疑問に専門家がお答えします!

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