「うつ病」の専門家コラム 一覧(10ページ目) - 専門家プロファイル

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「うつ病」を含むコラム・事例

517件が該当しました

517件中 451~500件目

愛人から請求で200万円の支払い(1)

最初に相談されたのは3ヵ月前でした。 30歳代後半の既婚男性です。 男性は、2年間、不倫交際していた女性から200万円の慰謝料を請求されていました。 女性側弁護士の請求根拠は、女性は男性から「離婚して結婚する。」と言われたがいくら待っても現実にならない。 最近、女性のうつ病が悪化したのは、男性から精神的苦痛を受けたのが原因である。 ...(続きを読む

田中 圭吾
田中 圭吾
(行政書士)
2007/12/14 18:29

自律神経失調症とは? Part4

前回、自律神経失調症には精神的ストレスが直接的原因になっていることをご紹介しました。 そう聞くとストレスがいけないのなら、「ストレスを忘れよう、避けよう、排除しよう」としますが、実際問題、難しいですし、その対処の仕方は、問題を先送りにしただけで本質的解決にはなりません。ちょっとどっかの国の政治みたいですよね。 実は、厳密に言うとストレスが自律神経失調症を作るのではなく、ストレス...(続きを読む

山中 英司
山中 英司
(カイロプラクター)
2007/11/24 10:41

自律神経失調症とは? Part1

最近、ニュースでうつ病の割合が年々増えているのが摂り立たされています。 なんと子供のうつ病も急激に増加しているそうで、とても大きな社会問題になっています。 しかし、このうつ病、決して急に起こるものではありません。うつ病になる前段階に自律神経失調症があるのをご存知でしたか? 自律神経失調症、この言葉も一般によく聞く言葉になっていますが、実は正式な病名ではありません。 ...(続きを読む

山中 英司
山中 英司
(カイロプラクター)
2007/11/18 15:48

メンタルヘルスについて

今日もある企業のお客様先で、 メンタルヘルスが話題となりました。 予防やセルフケアをすることも大事ですが、 うつ病になってしまった社員をどう支援していくのか?が 話のテーマとなりました。 休職後の復帰についてや、復帰できなかった際に、 彼らの今後の働き方は、どうなるのか?など、 考えなければならないことは沢山あります。 最近では、家族の方がうつ病に...(続きを読む

齋藤 めぐみ
齋藤 めぐみ
(キャリアカウンセラー)
2007/11/17 01:47

処方の変更について

以前、頂いたご相談で、「うつ病と診断されて心療内科で最初はトリプタノールを処方してもらっていたのですが、病状が悪化してアモキサンを飲み続けています。でも、なかなか回復せず一週間前からジェイソロフトに変えてもらいました。」と言った内容のものがありました。内容は一部省略しています。 ここで一番大切なのは、ジェイゾロフトへの切り替えの仕方です。 文面をみると急に変えてもらったような印象ですが、本...(続きを読む

菅野 庸
菅野 庸
(医師(精神科))
2007/11/13 00:58

摂食障害と診療

摂食障害は、私が1997年からメール相談を続けています。その中で最近多いのが、心療内科や精神科を受診したが、「うちでは摂食障害は診ていない」と言われたというものです。どうしてでしょう。 たしかに時間と労力が治療者に必要です。でも明らかな理由がなければ、医師は診療の要請を断ることができないと言うことは前回も書きました。(医師としての診察の応召の義務) では、うちでは専門でないので...(続きを読む

菅野 庸
菅野 庸
(医師(精神科))
2007/11/11 21:46

メンタルヘルスシンポジウムレポート

昨日お知らせしたとおり、行ってまいりました。 基調講演(対談)は、自らうつ状態であった経験を 語ってくださったサンプラザ中野さん。 私たちが学生時代はカラオケの定番で、 爆風スランプの歌はよく歌った記憶がありますが、 そのサンプラザ中野さんのその時代の状況を お聞きし、とても胸がつまりました。 そしてそのあとは各先生によるシンポジウム。 大学の先生、企業...(続きを読む

齋藤 めぐみ
齋藤 めぐみ
(キャリアカウンセラー)
2007/11/02 13:19

うつ病が潜む肩こりとは?

うつ病に伴う症状には、いろいろなものがあります。ある日、いつもこなしている仕事なのに、どれから、どう処理してよいのか混乱してしまったり、急激にどっと疲れて、動けなくなってしまったり… なんだか体の様子が変だ、と感じながらも、無理をして過ごしてしまう人もいるようです。 このような症状に加えて、じっとしていると、首や耳の近くまで痛く感じるような、「肩こり」を訴えるケースもあります。 ...(続きを読む

檜垣 暁子
檜垣 暁子
(カイロプラクター)
2007/09/15 20:45

うつっぽい時のワンポイントアドバイス

睡眠不足や悩みの程度などによって、気分が沈んだ状態が続いてしまうことがありますよね。原因がはっきりしなくても、なんとなく気持ちが晴れないなぁ…という時は、明るい場所に行くことがオススメです。 室内の明るさを高める、それもかなり明るく…という、うつ病の治療法があるそうです。 自宅の部屋を明るくするには、限度があると思いますが、それが無理であれば…。。。お天気の良い日に、外へ出て、...(続きを読む

檜垣 暁子
檜垣 暁子
(カイロプラクター)
2007/08/23 11:48

性格・気質、脳・神経、遺伝子(1)

前回はうつ病と病前性格の関連をご説明しました。うつ病と一言で言っても、最近は細分化され、それぞれに呼応した病前性格が想定されています。うつ病の治療・回復には、疾病自体もさることながら、この性格因子も念頭においた対処が必要とされます。特に慢性・難治性・治療抵抗性と言われるうつ病には性格因子の影響が少なくありません。 そこで今回は性格因子についてご説明を加えてまいりたいと思います。前回はうつ病の病前...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/08/08 21:25

うつ病と病前性格(6)

一方、躁うつ病、統合失調症の「前駆状態」として現れる抑うつ状態もあります。病前性格も、うつ病ではなく、躁うつ病や統合失調症の特徴を示します。従って、治療も典型的うつ病として抗うつ薬を服薬し、休養するばかりでなく、躁うつ病や統合失調症に進展しうる可能性に留意しながら、経過を観察し、適切な対処をしていく必要があるのです。 以上、「うつ病と病前性格」についてご説明してまいりました。メランコリー親和型性...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

うつ病と病前性格(5)

さて、うつ病の病前性格をご説明する際には「うつ状態の臨床分類」もご紹介しないわけにはいきません(画像をクリックすると拡大されます)。わが国の精神病理学の大家、笠原嘉、木村敏によるこの分類(1975、一部改変)は病前性格‐発病状況‐病像‐経過を一元的に説明し、躁うつ病や統合失調症の鑑別も網羅しており、DSMやICDといった操作的診断基準が主流となった現在においても、実際の臨床場面において大変、有用と...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/07/21 00:00

うつ病と病前性格(4)

従来のうつ病がメランコリー親和型をはじめ、執着性格や強迫性格といった、いわゆるうつ病の病前性格を呈するのに対し、その他のうつ病は様々な性格傾向を背景にしています。DSM-4 (Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, American Psychiatric Association)によると演技性や自己愛性の性格(Cluster ...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/07/20 00:00

うつ病と病前性格(3)

執着性格 熱中性、徹底性、几帳面、正義感、一度生じた感情が冷めにくい持続性の性格(下田光造)。 メランコリー親和型性格 秩序志向が強く、自己の要求水準が高い、良心的で他人に尽くす性格 (Tellenbach)。 強迫性格 几帳面、倹約、潔癖、強情などの性格 (Freud)。 抑うつ型人格 重苦しい気分を抱き、人生を悩む人格 (Schneider)。 回避性格 社会的な制止、不適切感および否...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/07/19 00:00

うつ病と病前性格(2)

改めてそれぞれの病態と性格をご説明いたしましょう(濱田秀伯、精神症候学、弘文堂、1994、他)。 うつ病(メランコリー、Melancholia) 抑うつ気分または興味・喜びの減退、精神運動抑制、早朝覚醒、体重減少、日内変動などを生じ、生活や仕事に著しい支障を生じる病態。従来型うつ病。 気分変調症(ディスチミア、Dysthymia) 抑うつ気分などが少なくとも2年間以上も続いているが、大うつ病ま...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/07/17 16:12

うつ病と病前性格(1)

前回は最近のうつ病として「現代型うつ病」「未熟型うつ病」「ディスチミア(気分変調症)親和型うつ病」をご紹介いたしました。いずれも従来の「メランコリー親和型うつ病」に対して、若年期に生ずる性格因を伴ううつ病といえます。すなわち、人生における問題・葛藤に直面して、抑うつを自己の内界に保持せず、不安・焦燥を表出し、時に回避・依存も生ずる病態です。 「うつ病」と一言で言っても、ライフサイクルや性格傾向に...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/07/17 16:08

精神障害が300万人突破・・・07年版白書

今日、2007年版「障害者白書」が発表されました。それによりますと、精神障害を持つ人の数は2005年に約303万人となり、2002年から約45万人増え、初めて300万人を超え、''疾患別では、そううつ病などの「気分(感情)障害」が増加し、33・3%で最も多いようです。'' 白書をまとめた内閣府は、「社会全体のストレス過多と、心療内科の増加などで医療機関を受診しやすくなったからではないか」...(続きを読む

山中 英司
山中 英司
(カイロプラクター)
2007/06/15 19:44

最近のうつ病(5)

さて、これらの病態に対する治療は、メランコリー親和型うつ病が休養と服薬のみでも自然軽快しやすいのに対し、それだけでは不十分で、より積極的な精神療法・心理療法を必要とします。具体的には不安や抑うつの背景にある職場や学校の問題を認識し、現実的な解決方法を探索してまいります(問題解決療法)。解決つかない時には、自分自身の考え方(認知)や振る舞い方(行動)を変えることが求められます(認知行動療法)。うつ病...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

最近のうつ病(4)

(画像をクリックすると拡大されます) このように、いわゆる恐怖症的な心性を有した神経症性のうつ病といってよいでしょう。この点においてかつての「逃避型抑うつ」(広瀬、1977)や「退却神経症」(笠原、1978)とも重複する病態と言えます。大学や会社へ入るまでは目立った葛藤や挫折がなかったものの、いざ現実的な問題や苦難に直面して処理しきれず、逃避や抑うつに陥ってしまう病態です。これらを更に、前回まで...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

最近のうつ病(3)

(画像をクリックすると拡大されます) ディスチミア親和型うつ病とメランコリー親和型うつ病とを対比させると表のようになります。 銀座泰明クリニック(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/05/29 00:00

最近のうつ病(2)

最近、非定型うつ病のように、メランコリー親和型うつ病とは異なったタイプのうつ病が増えていると言われています。具体的には「現代型うつ病」(松浪ら、1991)、「未熟型うつ病」(阿部、1995)、そして「ディスチミア(気分変調症)親和型うつ病」(樽味、2005)という、若い世代を中心とした、比較的、軽症で、身体症状や不安・焦燥を前景とするうつ病です。軽症ながら出勤困難となり、自宅で療養されることが少な...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/05/28 00:00

最近のうつ病(1)

前回は非定型うつ病についてご説明いたしました。典型的なうつ病(メランコリー親和型うつ病)というのは真面目で几帳面な中高年の男性が長く続くストレスに耐え切れなくなり発病するといった病態でしたが、非定型うつ病とは敏感・繊細な若い女性が日常のストレスから発病されるといった病態です。銀座泰明クリニックには20-30代の会社員や大学生の方々が大勢受診され、非定型うつ病の方々も相当数いらっしゃいます。どなたも...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/05/27 17:36

「うつ」のような症状

【前回の続きです】 この時期、起こりやすい体調不良は、一般的には「五月病」と呼ばれることがあります。4月は新しい職場や学校など、環境に慣れようと一生懸命になる時期でもあります。それが、5月、6月頃にふと緊張が解けることをきっかけに、体調が悪くなります。 肩こりや頭痛、体のだるさが強く、何もする気になれないことが多いのですが、この時期は、頑張りすぎずゆったり過ごすことをお勧めしま...(続きを読む

檜垣 暁子
檜垣 暁子
(カイロプラクター)
2007/05/07 19:45

非定型うつ病(3)

治療は、そもそもこの病気がアメリカにてMAO阻害薬という薬の効果ある一群として定義されたため、MAO阻害薬が効果的なのですが、日本では使用できません。それに代り SSRI, Serotonin Selective Reuptake Inhibitor が効果的と言われています。また躁うつ病が合併している時は気分安定薬を、パニック障害が合併している時は抗不安薬を併用するのが適切です。従って、その時々...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

非定型うつ病(2)

といっても「非定型うつ病」が正式に「病気」として認められるようになったのは、ここ10年程のことでしかありません。それもうつ病のサブカテゴリーとしての扱いであり、明確な定義がなされているわけでもありません。双極2型障害や境界性人格障害との合併や関連も指摘されており、実際のところかなりオーバーラップして診断・治療されているのではないかと考えられます。また前回ご説明した Soft bipolar spe...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

非定型うつ病(1)

これまで「うつ病」や「躁うつ病」について繰り返しご説明してまいりました。これらは気分が落ち込んだり、高ぶったりする「病気」です。中にはもともとの「性格」といった方もいらっしゃり、10代の頃から悩んでいたのだけれども、就職して仕事に支障を生ずるようになり、ようやく受診したという方もいらっしゃいます。いずれにしても適切な治療により症状が緩和されますので、早めの受診をお勧め致します。 「うつ状態」と「...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/04/18 12:13

軽い躁うつ病(3)

一方でこの軽い躁うつ病の方は人格障害と誤診されることもあります。特に境界性人格障害 Boderline Personality Disorder, BPD と呼ばれる、情緒不安定で、慢性的な空虚感を覚え、自傷行為や対人関係のトラブルを繰り返してしまう人格障害と誤診されることが少なくありません。人格障害の方へは薬物療法よりも心理療法が優先されがちなため、本来は必要な気分安定薬を処方されないまま、長期...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

軽い躁うつ病(2)

このように躁状態というのは予想以上に頻繁に生じるもので、注意深い観察が必要です。海外では当初うつ病と診断された方の3‐5割が実は躁うつ病、双極性障害だったという調査結果も出されています。このため国内の精神科医の間でもこの事実は最近よく話題になっており、軽い躁状態を見逃さないようにと注意が喚起されています。軽い躁うつ病、双極性障害は、Soft bipolar spectrum と呼ばれ、幅広い定義が...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

軽い躁うつ病(1)

前回は躁うつ病(双極性障害)についてご紹介しました。抑うつ状態のみでなく、躁状態と言われる、元気の良い、調子の高い状態も生ずる病気でした。この状態は本人にとって心地よく、病気であるという自覚(「病識」と呼びます)を伴わないことが多いものです。周囲も元気ならば病気とは言えないのかと見過ごしてしまいます。しかしこの躁状態は時に攻撃的になったり、誇大的になったりして、トラブルを引き起こします。また気持ち...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

躁うつ病とは(4)

前回ご説明したとおり、躁うつ病の方の病前性格とは明るく楽しく、社会的に好ましい性格とも言えます。集団の中では一際、目立ち、皆の注目を浴びる存在であります。実際に実業家や政治家、芸能人といった世の中で成功されている方の中に、実は軽い躁うつ病であるという方がいらっしゃいます。普通の人よりも多くの仕事をしたり、目立った言動をしたりするためには、軽い躁状態でないとできないのかもしれません。しかし一方で、周...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/03/03 00:00

躁うつ病とは(3)

このため躁うつ病の方の人生はしばしばドラマティックで、エピソードに事欠きません。度重なる結婚と離婚、転居や転職、失敗と成功など、目まぐるしく移り変わる人生は波乱万丈とも言えます。また、アルコールやギャンブル、そしてセックスといった物質や行為に依存しがちでもあります。そして躁うつ病に加え、アルコールや薬物の依存症、ギャンブルからの借金、浮気や不倫などの問題を抱え込みます。これらは激しい落ち込みを避け...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

最新の矯正歯科治療に思う事

こんにちはひるま矯正歯科 の晝間康明です. 健康ブームにのって,テレビや雑誌には今まで治療することが困難であった疾患に対する最新の治療法,治療技術が度々取り上げられます. しかし,最新の治療は本当に安心できるものなのでしょうか? 医療は,様々な研究や臨床実績により発達してきました.そして,最新の治療により今まで治療が不可能と言われた疾患が治療できるようになるのです.し...(続きを読む

晝間 康明
晝間 康明
(歯科医師)
2007/03/01 05:01

躁うつ病とは(2)

躁うつ病はその名の通り「躁」と「鬱」とが繰り返す病気です。躁のみの「躁病」は数少なく、多くは躁の後に鬱を迎えます。動き回り喋りまくりエネルギーを枯渇して鬱になる場合もあれば、躁の時に大きな決断をして、後で悔み鬱になる場合もあります。いずれにしても、躁の時の言動が後に鬱を招くわけです。しかも「うつ病」の鬱と「躁うつ病」の鬱とでは、躁うつ病の時の鬱の方がその落差のため本人が感じる鬱は深いようです。いわ...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/03/01 00:00

躁うつ病とは(1)

前回までは「うつ病」についてご説明いたしました。気分が沈み、何も面白くなく、意欲のなくなる病気でした。今回からご説明する「躁うつ病」の躁状態はその対極で、気分が高揚し、何でも楽しく、意欲の亢進する「病気」です。一見、楽しく幸せな状態と誤解されるかもしれませんが、度が過ぎると困ってしまいます。落ち着き無く、口数が多く、怒りっぽくなるからです。更にあれこれと手を出し、お金をたくさん使い、異性をいたずら...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

うつ病の分類(4)

それでは躁うつ病のうつ状態とうつ病のうつ状態を見分けるにはどうするのでしょうか。以下の大別が目安になります。             病前性格       体型  発病年齢 うつ病   :真面目(執着気質)  普通  中年期以降に多い 躁うつ病:社交的(循環気質)  肥満  思春期・青年期 うつ病の方は病前においても大人しく、真面目な公務員といった律儀な感じの方が多いですが、躁うつ病の方は賑や...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/23 00:00

うつ病の分類(3)

一方で、内因性のうつ病には「躁うつ病」のうつ状態であることも少なくありません。躁うつ病というのは、躁状態といわれるうつ症状の対極の症状が現れる病気です。具体的には、気分の高揚、怒りっぽい、考えが次々と浮かぶ、口数が多い、気が散る、動き回る、暴飲暴食、アルコール・ギャンブル・セックスなどです。軽い躁状態ならば上機嫌であったり、仕事がよくできたり、自分も周囲もさほど困りませんが、著しくなると周囲に迷惑...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/22 00:00

うつ病の分類(2)

内因性と心因性とは明確に区別できるものではありません。どちらもある程度、重複しているものです。これはうつ病という病気なり、「心」という存在なり、全ては「脳」という臓器の機能によると考えられるためです。しかしながら、分かりやすく大別すると以下のようにご説明できます。      睡眠     日内変動  誘因  病前性格 内因性:中途覚醒  朝方悪い  なし  真面目、自立的 心因性:入眠困難  夕...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/21 00:00

うつ病の分類(1)

うつ病の経過・予後は病気の種類にもよると考えられていますので、今回はこれについてご説明いたします。まず伝統的には以下の3分類と言われています。 外因性:脳器質性(外傷、腫瘍、卒中など)       身体疾患、薬物などによる 内因性:脳の神経伝達、機能異常などによる 心因性:心理的な問題による 外因性の場合は総合病院や専門病院に通院・入院されていることがほとんどです。こちらのブログを読まれている...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/20 00:00

うつ病からの復職(4)

復職する職場自体も再考することが必要になることがあります。発病した誘因が職務内容や人間関係だった場合は、同じ職場に戻ることは再発を招きます。復職前に所属長や人事部の方々とよく相談しましょう。時には降格させられたり異動させられたりすることがあるかもしれません。しかし、病気のためには仕方ないと割り切る勇気も必要です。えてして脚光を浴びている部署や地位というのは長続きしないものです。長い人生ですから、地...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/19 00:00

うつ病からの復職(3)

復職当初は、これも治療の一環と捉えて出勤しましょう。いわば「慣らし勤務」または「リハビリ勤務」といった具合です。いきなり周りと同じペースで仕事をしてはいけません。まずは出勤練習、毎朝の通勤に慣れるくらいからはじめましょう。はじめは毎朝、早起きして電車に乗るだけでも疲れることと思います。仕事は責任のかかるものや、難しい内容のものは避け、簡単な作業程度に止めましょう。当然ながら残業や出張は禁止です。職...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/18 00:00

うつ病からの復職(2)

それには職場の方々の理解や協力が欠かせません。直属の上司や同僚をはじめ、大企業になると人事部や産業医も介入することになります。主治医の診断書をもとに、三者間で相談することもあります。この際、大事なことは、本人・主治医・会社の意見をできるだけ調整することです。ともすると、ご本人や会社は早く復職することを望まれるものですから、結果として時期尚早になり、再燃や増悪を来してしまいます。 復職の目安には、...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/17 00:00

うつ病からの復職(1)

うつ病にて休職・療養される方は少なくありません。特に東京・銀座の近辺へご勤務されている方は、職場の要求水準も非常に高く、一旦、調子を崩されると、職務を継続することが困難になってしまいます。具合悪い時は職務遂行もさることながら、毎朝、起きて、混んだ通勤電車に乗ることさえできなくなります。このため、しばらくの期間、自宅療養することになるのです。療養の仕方は前回ご説明いたしました。 休職期間は病気の重...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/16 00:00

うつ病の休職(9)

ご家族は温かく見守る ご家族の方々へはご本人を温かく見守っていただけるようお願い致します。ともすると何かしてあげなければならないと、過保護・過干渉になり、結果的に逆効果になってしまいます。ご家族も焦る気持ちを抑え、温かく見守っていただけると幸いです。話かけ・声かけも、ご本人の様子・反応を見ながらにしましょう。本人が話したそう、寂しそうにしていればそれに応じてあげる程度です。家族が話しかけるよりも、...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

うつ病の休職(8)

夜は早く寝る 朝早く起きるためにも、夜は早く寝ましょう。どの病院でも病棟では21〜22時に消灯します。夜更かしは昼夜逆転のはじまりですから、とにかく早く寝ましょう。眠れない時には睡眠薬を飲みましょう。睡眠薬を飲むと止められなくなる、頭がボケてしまうと心配し、できるだけ飲まないようにする方が少なくありません。現在、流通しているベンゾジアゼピン系の睡眠薬は安全性が高いですから、安心して服用して下さい。...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/14 00:00

うつ病の休職(7)

簡単な日記をつける 一日の終わりに簡単な日記を付けましょう。その日したこと、あったことなど、メモをする程度で結構です。ともすると単調に過ぎてしまう毎日を見直すことができますし、規則正しい生活を送るための動機・計画につながります。更に一日を午前・午後などに区切り、◎○△×などの評価をすることも一案です。「薬を飲んで休んではいるけれど、本当に良くなっているのか」と心配されてしまう方も少なくありません。...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

うつ病の休職(6)

「転地療養」は両刃となる可能性があるので、注意が必要です。よく行き慣れた別荘などへ行き、気が休まったという方もいれば、見ず知らずの観光地などへ連れて行かれ、むしろ気疲れしてしまった方もいらっしゃいます。具合が悪い時には遠方に車や電車で異動するだけでも疲れてしまうものです。 更に、親元を離れ、一人暮しをしている青年には、実家に帰省できる方と、親に心配かけたくない、何か言えない事情があると、内緒で休...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/12 00:00

うつ病の休職(5)

特に何もしない うつ病の療養と言っても、特に何もすることはありません。むしろしてはいけないことの方が多くあるのかもしれません。回復期ならば良いですが、うつ病の極期というのは何かすると、疲れてしまうだけなのです。例えば、本を読んだり、テレビを見たり、ネットをしたりといった、視覚を使う行為はかなり脳・神経が疲れてしまいますので避けましょう。外出や運動も具合が悪い時は体力を消耗するばかりとなります。 ...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

うつ病の休職(4)

自分の部屋でゆっくり過ごす 誰でも自分の部屋が一番、落ち着く場所でしょう。家族に合わせて無理に居間で過ごすことはありません。ましてや、友人や同僚・上司との面会は避けましょう。うつ病になると人に会って話すことが億劫になります。親しい友人や家族でさえもです。このような時は自分の部屋でゆっくり過ごすことがお勧めです。それでいて何となく寂しくなり、誰かと話したくなったら、居間に行き家族と少し話しましょう。...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/10 00:00

うつ病の休職(3)

昼寝は15〜30分以内 昼食後、しばらく経つと眠くなります。これは胃に血液が集まり、副交感神経が優位になるためで、健康時でもあることです。昼寝、午睡は自然現象であり、有用です。しかし時間は30分以内にとどめましょう。それ以上、眠ると睡眠が深くなり、2-3時間は眠ってしまいます。そして夜に眠れなくなり、夜更かしして、結果、翌朝、起きられなくなるという悪循環に陥ります。うつ病で自宅療養していると、何も...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/09 00:00

うつ病の休職(2)

食事を規則正しく摂る これも具合が悪い時はなかなかできることではありませんね。特に朝食は食べられない方がほとんではないでしょうか。にもかかわらず、朝食後の薬が用意されていて、結局、飲めないまま、スキップしてしまうこともあるようです。朝食はしっかり摂るに越したことありませんが、どうしても食べられない時は、甘口のコーヒー牛乳などがお勧めです。糖分で血糖が上昇し、ミルクが胃壁を守り、少量のカフェインが目...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/08 00:00

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