ＩＳＯを活用したコンプライアンス活動

ＩＳＯを取得しているにも拘わらず、企業の不祥事が絶えません。ＩＳＯ不要論が取りざたされています。環境ＩＳＯであるＩＳＯ14001を取得しているにも拘わらず、再生紙偽装や再生樹脂偽装が発覚しています。品質ＩＳＯであるＩＳＯ19001を取得しているにも拘わらず、食品賞味期限切れ問題が発覚しています。
　ＩＳＯを形式的に取得しているに過ぎない企業があまりにも多い。なぜでしょうか、それは活用方法を知らないからです。通常のＩＳＯコンサルタントは、認証取得だけを指導します。いわば、認証取得請負コンサルタントです。中には、審査で不合格の場合には、コンサルティング料金は不要というＩＳＯコンサルタントもいます。

　このようなコンサルタントは、不合格にならないために、規格要求事項に対して課題な対応を指導します。その結果、いわゆる「重い」システム文書が出来上ってしまいます。こうなるとその重い文書を運用することに精力を使い果たしてしまうことになります。ＩＳＯ本来の実力を発揮する余地がありません。そして経営者からＩＳＯ事務局は何をしているのだという叱責を受けることになってしまいます。

　ＩＳＯコンサルタントは、ＩＳＯ活用コンサルタントでなければなりません。そして最も重要なことは、ＩＳＯ規格に盛り込まれているリスクマネジメントの要素にハイライトを当てて指導しなければなりません。この指導を行なうには、一回では無理です。従来の概念で凝り固まっているＩＳＯ関係者の啓蒙をしなければなりません。
　本サービスは、電子メールによる情報提供ですから、一回で理解していただくことは求めていません。何回でも質問されるとよいのです。質問に対して電子メールで的確に回答します。一回の回答は400字以内です。

従来、ＩＳＯの中で「実施しなければならない」と、硬く信じていたことが、必ずしも実施する必要のないことに気がつかれます。おそらく「目からうろこが取れた」と言われるでしょう。公開セミナーにおいてはいつもそのように言われます。目からうろこの取れたＩＳＯ御担当者は、「みんな」を教育して全員参加でＩＳＯを推進します。その結果、社長がテレビカメラの前で頭をさげる場面をみんなで防止することになります。

企業のＩＳＯ担当者（いわゆるＩＳＯ事務局）であり、御自身が現在のＩＳＯに疑問を持っておられる方。あるいは、経営トップから、ＩＳＯを何とか経営の役に立つように考えよと御指示を受けておられるＩＳＯ御担当者。