生命保険の見直しは保障の見直しから

「生命保険の見直し」をする時に、始めにすることは「保険会社・保険商品選び」ではありません。

生命保険の見直しにあたってまずしなければならないことは、自分自身の必要保障額を知ることです。

必要保障とは、死亡時の保障と入院時の保障の２点です。

１．死亡時の保障
本人が万一死亡したとき、ご家族のために下記の４項目の資金が必要となります。

(1)緊急資金、予備資金の準備
万一の場合に必ず必要となるのが、お葬式代です。この費用は、将来いつかは必ず必要となりますので、保障が必要となります。

(2)住宅資金
賃貸住宅にお住まいの場合は、今後も家賃を支払う必要がありますので、住宅資金の保障が必要となります。しかし、住宅を購入して住宅ローンを組む場合は団体信用生命保険に加入しますので、万一の場合には住宅ローンは相殺され、住宅資金の保障は不要になります。

(3)生活資金
万一の場合、ご家族の生活費が必要となります。
この時にご家族が受け取れる遺族年金の受給条件や受給額を確認の上、遺族の生活資金の不足分のみの保障を準備すれば足ります。

(4)教育資金
お子様が独立するまでの期間、教育費が必要となります。

以上のように、万一の場合には上記4つの保障が必要となります。ただし、資産（遺産）や家族の勤労収入があれば、その分についての保障（保険）の準備は必要ありません。

２．入院時の保障
病気等で入院したときには、高額の医療費がかかります。しかし、健康保険制度に加入していれば、1ヶ月あたりの自己負担額が高くなると医療費の還付制度があります。（高額療養費制度）

以上のような流れで、あなたの必要保障を見し、あなたが本当に必要な保障を充分ご理解いただけるまでご説明します。

本当に必要な保障が解れば、今ご加入の保険の問題点が解ります。ムダな保険に加入する必要はなくなります。

生命保険はよく分からないという方。よく分からずに保険会社の人に勧められるがままに入っている方。もうムダな保険料を払うのはやめましょう。

・自分の加入している生命保険がよくわからない方
・生命保険を掛け過ぎているような気がする方
・住宅を購入した（する予定の）方
・保険料を下げたい方