ＩＳＯを活用したコンプライアンス活動

コンプライアンス（遵法）とは、単に法規制を遵守するだけではありません。法律を守っていても、化学工場の爆発火災は発生します。その結果、企業のトップがテレビカメラの前で謝罪する姿が放映されます。このことは企業にとって大きな損害です。
　
　このような損害を未然に防止する活動をリスクマネジメントと位置づけて、リスクマネジメントシステム指針ＪＩＳＱ2001：2001に準拠して「リスクアセスメント」⇒「リスク評価」⇒「リスク低減策」⇒「対策実施」からなるマネジメントサイクルの回転する方法を開示します。
過去14年間実施してきた、ＩＳＯ9001、ＩＳＯ14001、ＯＨＳＡＳ18001のサイクルに関する豊富な経験を活用して無駄なくこのサイクルを回すものです。
「無駄なく」とは、すでにＩＳＯ9001、及び/又はＩＳＯ14001、及び/又はＯＨＳＡＳ18001システムを構築されておられる企業様においては、既存の当該システムを活用してＪＩＳＱ2001：2001リスクマネジメントシステムを構築・運営するという意味です。
　日本版ＳＯＸ法を導入される際に、既存のＩＳＯ9001、及びＩＳＯ14001システムを大いに役に立てた実績があります。なかでも、サポートした企業におけるユニークな内部監査が「内部統制」に大きく役立った。そして法定「内部監査報告書」に大きく反映しました。

この話を聞いて従来のＩＳＯとは異なるＩＳＯを知って「目からうろこ」が取れたＩＳＯ事務局の受講者。また自分には関係ないとＩＳＯに距離をおいて眺めていた法務部門の担当者。彼ら彼女らは、聞いた情報を企業へ持ち帰って新たな取り組みを自発的に開始することになります。この自発性が企業のリスクをマネジメントし、企業のコンプライアンスを高めます。

すでにＩＳＯ14001やＩＳＯ9001の認証取得をされておられる企業であり、企業不祥事の発生に頭を痛めておられる法務（コンプライアンス）/広報（対外発表）担当者。従来のＩＳＯに疑問を持ち始めておられるＩＳＯ事務局の担当者。