モラルハラスメントとは
-
2016-12-08 09:44
モラルハラスメントとは、精神的暴力、嫌がらせのことを言います。
例えば、夫婦間で、
「自分の言うとおりにしろ。」
「お前は存在価値がない。ダメな奴だ。」
など、人格を否定するような言動をとられることです。
モラルハラスメントは、殴る、蹴る等の身体的暴力と比べると分かりにくいものです。
しかし、モラルハラスメントは、目に見えない暴力です。
また、被害者の方が、本当は自分が悪くないにもかかわらず、自分の方が悪いのではないかと考えて我慢してしまうケースが多く、次第にエスカレートし、最終的には虐待という行為にまで発展してしまうことがあります。
モラルハラスメントの加害者は、被害者を自己の支配下に置いて、被害者の人格否定を執拗に繰り返すことで、精神的に傷つけていくのです。
そして、被害者は、何をするにも相手の顔色をうかがい、何でも相手の思い通りに行動してしまい、このようにして、相手に行動を支配されるようになるのです。
近年、このモラルハラスメントによる精神的暴力が注目され、理解され始めており、身体的暴力と並び、離婚原因に当たると考えられるようになってきています。