飯田 裕
イイダ ユタカ右下奥歯の大きな歯根嚢胞摘出について
心と体・医療健康 インプラント・歯科口腔外科 2016/12/21 20:07こんにちは。
右下顎の6〜8番に下に大きな影が見つかり、生検で歯根嚢胞と言われました。
CTでは皮質骨はしっかりあるのですが歯槽骨は溶けてなくなってました。
顎いっぱいに嚢胞があるため、大きな神経が圧迫されてるそうです。
1月に総合病院の口腔外科で局所麻酔、1泊もしくは2泊で手術予定です。
主治医の説明では、歯茎を切開し、顎の骨を嚢胞の大きさに削り、
嚢胞を摘出後歯茎を縫合して閉鎖をするそうです。抜歯はなしです。
そこでお伺いしたいのですが、かなり大きな嚢胞は原因歯を抜歯して開窓療法をし
嚢胞が小さくなってから摘出というのが多く見受けられますが、
いきなり摘出しても大丈夫なのでしょうか?
原因歯は抜歯しなくても大丈夫なのでしょうか?
大きく骨を削るので後々骨折とかしないでしょうか?
嚢胞を摘出後、顎骨に大きな空洞が出来てしまいますが骨は再生するのでしょうか?
歯はぐらついたりしないのでしょうか?
次回の診察で詳しく聞こうと思ってますが、こちらの先生方のご意見をお伺いできたらと思ってます。
素人質問で申し訳ありませんがよろしくお願いします。
ちょれさん ( 沖縄県 / 女性 / 43歳 )
ご心配でしたらセカンドオピニオンをお勧めします。
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質問者様のおっしゃる通り、「かなり大きな嚢胞は原因歯を抜歯して開窓療法をし
嚢胞が小さくなってから摘出…」で基本的には間違いはないかと思います。
但し、摘出なのか、開窓してから摘出すべきなのかの選択は難しいところでして、嚢胞のサイズだけではなく、位置や周囲の状況にもよりますので、ケースバイケースと言えるでしょう。直接拝見していないので何とも言えませんが、嚢胞の内部に隔壁があって小部屋に分かれているような場合は、窓を開けても減圧されずに縮小しない場合もございます。
抜歯については何とも言えませんが、状況によっては根の治療と根の周囲の処置を施して保存する場合もあるのかもしれません。
また、病変の場所が「右下顎の6〜8番に下に大きな影」で、(生検で歯根嚢胞であることが確認済みとのことですが…)中心がやや後方であれば、もしかすると担当の先生は濾胞性歯嚢胞(ろほうせいしのうほう)や、エナメル上皮腫(えなめるじょうひしゅ)の濾胞型(ろほうがた)など少し違う病変の可能性を考慮して摘出を勧めているのかもしれませんね。
ご担当の先生とよく相談の上治療を進めていただきたく思いますが、ご不安でしたら他の口腔外科で診察を仰ぎ、別の歯科医師の意見を聞いてみてもよろしいかもしれません。お大事になさってください。
評価・お礼
ちょれ さん
2016/12/28 09:09
飯田先生
遅くなりました申し訳ありません。
飯田先生のご意見を参考にさせて頂きながら、主治医に相談してきました。
まだ不安はありますが頑張ろうと思います。
ありがとうございました。