万年塀の土圧
住宅・不動産 新築工事・施工 2017/07/17 21:49土地を購入し新築を建てるところです。
隣地境界にこちらの敷地内に建っている万年塀があるのですが、その塀が隣地の土留めとなっています。
詳細の高さは不明ですが、いくつか業者が確認し「1m以内だった」とのことでした。
この塀に関して、当初は業者から「建築許可を下ろすのに作り替えが必要&そもそも万年塀は土圧に弱く変えた方がいい」と言われていましたが、詳細図作成ののち「作り替えなくても建築可能でした、強度も大丈夫です」と言われました。
外構施工費もバカにならないので、強度その他本当に問題ないのであれば(もちろん耐用年数もありますし永久に大丈夫とは思っていませんが)もちろんこのまま塀は作り替えずに行きたいですが、
はじめに散々「危ない」と言われていたものが本当に大丈夫なのか?心配です。
作り替えるとなれば土圧に耐える外構となるので費用面は厳しいですが、必要なものならばそこは省くべきではないと思っています。
現場を見ずにアドバイスは難しいかと思いますが、わかる範囲で知識のある方のご意見を伺いたいです。
よろしくお願い致します。
うす31さん ( 東京都 / 女性 / 30歳 )
震災と隣地擁壁
はじめまして
万年塀はPC板(コンクリート板)を左右の支柱に挟み込んで積み上げた構造ですので、震災時に支柱が動くとPC板が外れる恐れがあります。
単純な境界の壁ならよいのですが、土圧がかかっていると「コンクリート擁壁」のような土留め効果は期待できないと思います。
現状は大きな地震などがないので保たれていますが、万年塀が共有の塀ではなく、うす31さんの所有物だとしたら倒壊後問題がないとは言えません。
先日、同じようなことで工場の万年塀(約70M)をコンクリート塀にする工事を携わりました。
土圧に耐える擁壁は構造計算で「風圧力」「地震力」「地耐力」などを計算をしたうえでクリアできる最小限の擁壁を備えることで、日々の不安から解消されると良いですね。
簡単ですがご参考になれば幸いです。