齋藤 進一(建築家)- Q&A回答「フローリングのデザイン性」 - 専門家プロファイル

齋藤 進一
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を

齋藤 進一

サイトウ シンイチ
( 埼玉県 / 建築家 )
やすらぎ介護福祉設計 代表
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一室内でフローリングの方向が違う

住宅・不動産 新築工事・施工 2016/07/10 19:35

何でそうなったのか分かりませんが、タイトルのようにフローリングが一室内で二種類の方向になっています。ずっと養生してあったので気づかなかったのですが、そろそろ完成という段になって目に入りました。元々一室として造られた20平米ほどの部屋(2F)の出入り口に近い三分の二くらいが東西方向、遠い方三分の一くらいが南北方向になってしまっています。フローリングと言っても一枚の分厚い板で、上面が2F床板、下面が一階の天井になっています。こういうことはやむを得ないものなのでしょうか?または大々的なミスなのでしょうか。ちょっと見たことのない部屋になっています。
 よろしくご教示ください。

egoingさん ( 北海道 / 男性 / 47歳 )

フローリングのデザイン性

2016/07/16 17:02
( 5 .0)

フローリングは壁ボードの施工前に全体を仕上げるケースが一般的ですが、廊下の長手方向と居室床の貼る方向を扉敷居ラインで縁を切って分ける手法をとる場合もございます。
(室内とクローゼット内のフローリング方向が違うことも)

また、床鳴りを防ぐ意味合いから下地の構造用合板の継ぎ目とフローリングの継ぎ目を合わせないよう大工さんが貼り始めを加工してズラす工夫をするケースもございます。

フローリングは長辺方向の端部に「さね」と呼ばれるオスメスの凸凹が付いている商品が多く、組み合わせながら施工するので、方向を変える場合凸部分を削ぎ落とす必要も出てきます。

施工中の写真があれば何かしら原因がわかるかもしれませんが、室内で部分的に方向が変わるのは施工者側の理由だと思いますので、他の先生も仰るように貼り方の変化の理由を聞いたほうがスッキリしますね。

ご参考になれば幸いです。

補足

追伸
「一枚の分厚い板で、上面が2F床板、下面が一階の天井」というのは画像の下地のような構造用合板ではないでしょうか。
自然素材に拘った住宅などでは構造用合板を使用せず、30mmくらいの杉板を直貼りするケースもあり、その際は梁や小梁の組み合わせに左右されるので、貼り方が部屋内で変わる可能性もございます。

評価・お礼

egoing さん

2016/07/16 21:11

 ありがとうございます。

 ご回答の中の「梁や小梁の組み合わせに左右されるので、貼り方が部屋内で変わる可能性」というような理由によるものでした。

斉藤 進一

2016/07/16 21:46

早々のご評価ありがとうございます。

違ったデザインも個性として楽しいライフスタイルになりますことを願ってます。

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