齋藤 進一(建築家)- コラム「障害者住宅・高齢者住宅に合う暖房器具」 - 専門家プロファイル

齋藤 進一
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を

齋藤 進一

サイトウ シンイチ
( 埼玉県 / 建築家 )
やすらぎ介護福祉設計 代表
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障害者住宅・高齢者住宅に合う暖房器具

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住宅医シリーズ 2010-02-14 18:32
住宅設計において、空調機選定で「エアコン」を選ばれるケースが多々ありますが、気管に障害をお持ちの方や高齢者、ハウスダストアレルギーの方にとってはエアコンの乾いた風は天敵ですよね。

FF暖房などの石油ストーブは灯油の給油にチカラが入りますし、床暖房はコストがかかってしまう。。

ガスストーブや暖炉などの可燃系がオススメなのですが、設置場所が決まってしまう。。

そこで導入したいのが「オイルヒーター」です。

2008年のコラムでも触れていました(^^)

やさしい暖房の記事


またオススメするだけでは説得力がありませんので、実際に導入し使用の感想を以下のブログ内でコメント致しました。

オイルヒーター導入時のブログ記事



気になる気密性との相性ですが、エアコン同様コールドドラフト部(冷たい空気が入る部分)に設置すると効果がありました。

また、電気代ですがサーモスタット機能が働き、エアコン付けっぱなしの月よりも数千円安くなりました。(今後も動向をチェック中です)

冬場だけの使用に思われがちですが、夏場の肌寒い日でも使用可能だと思います。

一ヶ月使用してみて感じたことは

1.家全体を暖めるには向かないが、LDKや各居室への設置は効果絶大


特に寝たきりの方がおられる部屋やリビングで一日の大半を過ごされる方にオススメです

2.エアコンを一日中使用する事務所などにも主力暖房として導入の価値あり


暖まるまで時間がかかるので、画像にある赤いダイヤルタイプのタイマーで好きな時間帯にON-OFFできます

3.表面温度は熱くなるので(火傷まではしませんが)、小さなお子様やペットのおられるご家庭では、設置方法に注意が必要


ゲージなどの利用をオススメします

4.一度使ったら手放せません!ECO(CO2削減)にも効果あります(^^)




今後も長期リポートとしてコラムにアップいたしますので、ご参考にして頂ければ幸いです。

カテゴリ 「住宅医シリーズ」のコラム

やさしい暖房(2008/01/05 09:01)

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