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グロインペイン症候群とカイロプラクティック
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前回からの続きです。
それでは、グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)を有機論的見方で捉えて考えてみましょう。
まず、鼠径部といっても、恥骨結合から股関節、仙腸関節、腰椎も隣接関節に含まれてきます。これらの関係性も捉えないと症状は見えてこないでしょう。
さらに掘り下げていきましょう。
サッカーで走ったりボールを蹴ったりするときには、軸足が重要になってきます。不安的な地面でボールを蹴るとき、軸足が安定しないですから、もちろん蹴り辛くなります。
同じように地面が安定していても、軸足の機能的バランスが崩れていると、蹴ることが困難になるか、または身体のどこかがバランスを補うために過度な負荷がかかる可能性が大きくなります。
上半身との関係性も考えてみましょう。
私たちは通常、走るときは腕と脚が反対になります。右脚が前に出している時は左腕を前に出して、体幹のひねりを作っています。
このカラダ全体の使い方のバランスがうまく保てていない場合もやはり、そのひずみをどこかが補正する必要性が出てきます。
このように身体は、決して部位では成り立っているわけではなく、身体全体の動的な関係性で成り立っています。
スポーツ障害では、なおさらその動的な機能をみる必要性が大きくなります。
そして、この全体の動的な関係性を構築・統制しているのが、脳・神経系の機能になります。まさに、カイロプラクティックが着目しているところになります。
つづく。
山中英司
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