グループ
頭痛のほとんどはCTやMRIでは分からない?!
-
頭痛は、
比較的ありふれた症状ですが、
やはり頭に何か異常があるのではと思うと、
一応病院で診てもらおうかと考えるでしょう。
近年、
CTやMRIの普及とともにこれらの機械が活用され、
「万能診断機」
のように錯覚されてしまいますが、
前回のブログでもご説明しましたが、
頭痛の大部分を占めるのは機能性頭痛です。
この機能性頭痛は
CTやMRIの検査法ではまったく所見が得られず、
診断の根拠にすることは残念ながらできないのです。
ただ頭痛の中には、
全体としてはごく少数ですが
命に関わる可能性のある頭痛もあります。
ここで、
幾つか代表的な危険サインを紹介しますので、
そのような兆候が診られる場合は、
早めの受診をお勧めします。
突然の頭痛:
突然、今まで経験したことがないような非常に強い頭痛。
患者さんはよく「頭を後からいきなりバットで殴られたような痛み」表現することが多い。→くも膜下出血の疑い
朝、頭痛で目が覚める:
睡眠時には呼吸が抑制的になるため、血中の二酸化炭素の量が増えます。これにより脳血管が拡張をきたすため、脳の容積が増加する。→脳腫瘍、脳膿瘍、慢性硬膜下血腫の疑い
半身麻痺などの神経学的症状が伴う頭痛:
脳の障害による可能性がある→脳血管障害、硬膜下血腫の疑い
発熱を伴う頭痛:脳内の感染症の疑い
激痛が半日以上続く場合:器質的疾患の疑い
次回、
頭痛の98%と言われる機能性頭痛についてご説明します。
山中 英司
--------------------------------------
''陽開カイロプラクティック''
横浜市青葉区青葉台1-3-9 東拓ビル5階
045-981-4431
http://www.hikaichiro.com/
http://hikai.jisseki.net/
--------------------------------------
「医療・健康情報」のコラム
風邪を引くときは、しっかり引き切ることが重要です。(2018/02/07 15:02)
インフルエンザ、風邪の予防。私はこんな感じでやってます。(2018/02/05 16:02)
ランドセルで腰痛?・・世界の質の高い研究はこうなってます。(2018/01/30 17:01)
春先と自律神経、自然の中での自己調整法、紹介します。(2017/03/29 21:03)
頭痛とカイロプラクティック・・・学術論文(2011/10/26 10:10)