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山田 光敏
ヤマダ ミツトシ
(
東京都 / 鍼灸マッサージ師
)
東京身体療法研究所 総院長
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産後太りはなぜ起こるの? 〜 産後過食症候群の話し 〜
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2015-09-29 17:13
本来、産後は体重を減らすための努力は必要ないって知っていますか?
妊娠中、胎児や羊水、肥大した子宮そして血液が増加しています。
それらが出産と同時に一気に解消されますので、
多くの場合、皮下脂肪として残るのは数キロしかありません。
そして、その数キロの脂肪も授乳や育児などによってなくなっていくハズです。
そう、なくなっていく"ハズ"なのに、なぜだかなくならない。
これってどうしてなんでしょうね。
産後、体重が戻らないという人には一つの共通点があります。
それは食事なんです。
間食が増えたとか清涼飲料水を飲む機会が増えたといった感じ。
食べるつもりはないんだけど、
つい手が伸びてしまうようなんです。
産後、なぜだか食べ物に手が伸びる状態を、
産後過食症候群と呼んでいます。
どうして過食になってしまうの?
育児期間のうち、最初の数ヶ月間は赤ちゃんの授乳リズムも安定していませんし、
また1回に飲める量も少ないので、
どうしてもお母さんの生活リズムも狂いがちになります。
ましてや家事だけでも意外と時間がかかるのに、
育児もそれにプラスされるのですからお母さんの日常は非常にハードになります。
その上、まとまった睡眠時間が取れないこともあって、
ストレスを強く受けるようになります。
そのストレスのはけ口が「食べ物」に向かい、体重が戻らない、
時にはどんどん増えるということになります。
これが産後過食症候群です。
過食を解消するにはどうすれば良いの?
過食を解消するためにはむやみに我慢をする必要はありません。
ストレスのはけ口として「食べ物」を欲しているのに、
食べるのを我慢したらそのストレスはどこに向かうのでしょうか。
それは旦那さんであったり、お子さんに向かったりするのです。
それではどうすれば良いのでしょうか。
1番良いのは家事や育児を旦那さんがもっと手伝うことです。
そして週に1度でも良いのでまとまった睡眠時間を取れるようにしてもらうのです。
旦那さんもお仕事が多忙化と思いますが、
私も子供が生まれた時には朝ごはんを作るなど
妻が必要とした家事や育児を手伝い、
授乳後の寝かしつけなどをおこなうなど睡眠時間を取れるようにしていました。
どんなに忙しい旦那さんでも、必ず手伝えるものがあるものです。
最後に
育児は本来、とても楽しいものです。
そして育児というものは女性だけが行うものではなく、
男性も積極的にかかわるものです。
ですが、男性が考える育児の手伝いと、
女性が必要とする手伝いの内容はずいぶんと異なります。
ですからお二人で良く話し合って、
何を旦那さんが行う育児かについてお決めになると良いと思います。
肉体的・精神的な負担が取り除かれると
自然と過食は治まります。
是非、お試しください。