ペット行動コンサルタントSENDAの動物行動専門の獣医師　千田純子です。

我が家は１７歳のパピヨンと１２歳のヨークシャーテリアを飼っていたところに、この4月にラブラドールの４ヶ月の子犬を飼い始めました。なるべく老犬のパピヨンに負担がかからないように大人しい子犬を選んだのですが、それでも元気なラブはパピヨンを追い回して、気がついたら、パピヨンは部屋の隅に追いやられて怯えていたりしとこともあります。

ヨークシャーテリアの方は嫌なことをされたら、きっちりと吠えてラブラドールに叱っているので、一緒に居られるのですが、ラブラドールが何をかじるかわからないので、やっぱり目を離すときはクレートの中にいてもらいます。

１７歳のパピヨンはもう目も見えませんし、耳も聞こえませんし、足腰も弱っているので、ラブラドールの子犬には太刀打ちできないようです。

我が家では、太刀打ちできないパピヨンはサークルの中に入れるようにしました。ラブラドールはトイレトレーニングとクレートトレーニングをしています。今は人がいない時はどちらもサークルやクレートに入れておいて、人がいるときだけ一緒にしています。

我が家は今まで何頭も飼ってきましたが、トイレトレーニングがきちんとできて、吠えの問題など問題行動がなくなるまではみんなクレートで休ませ、人が見ているときだけ自由にしています。

それぞれの犬に問題行動が出なくなるまではだいたい２年ぐらいかかるので、それまでは飼い主の管理の下で遊ばせています。相手が嫌がるようなことをすれば止めますが、基本的には犬のことは犬同士に任せるのが我が家の方針です。それぞれの家庭やトレーニングの考え方によってやり方は様々だと思いますが、少なくても子犬は２歳までは人の管理が必要だと思います。

焦らず、2年後を目標にしつけをしていったらどうでしょうか？