小笠原 隆夫
オガサワラ タカオコラム一覧
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仲が良いから言いやすい? それとも言いにくい?
特に日米間では、首脳同士でお互いの親密ぶりがアピールされることがあります。さかのぼるとレーガン‐中曽根、ブッシュ‐小泉、最近ではトランプ‐安倍など、それぞれ個人的な信頼関係が結ばれていることで、両国間に良い影響があるとされます。 この話には批判的な見方もあります。「近い関係になり過ぎると厳しいことが言いにくくなる」というものです。 お互いの仲が良くて悪いことはないように思いますが、...(続きを読む)
「彼は休まないで頑張っている」という評価に思うこと
最近は働き方改革からの流れで、労働時間に関する注目、関心が高まっています。当初は主に残業時間をはじめとした長時間労働が意識の中心でしたが、その後は有給休暇の消化率など、休みやすさについても意見が出されるようになりました。 私の親世代では、それこそ休暇をとらないことが当たり前で、以前直接聞いた時は「用事もないのに休んでどうする?」などといっていましたが、以前はそんな感覚の人が世の中の大半だった...(続きを読む)
その「報告書」「社内資料」「会議」は本当に必要か?
これはどの会社ということでなく、私が今までいろいろな会社を見てきた中で、本当に「どこでも普通に起こっていること」です。 私がコンサルタントとして、人事制度を初めとした組織運営や人に関する仕組み作りを行う際、その会社ですでに運用されている制度や仕組みの状況、その他社内の事務手続きなどを必ず確認します。 その理由は、新しい仕組みを入れようとしても、すでに多くの仕組みや決まり事があるため...(続きを読む)
イチロー選手の「人と比較せず自分の中で少し頑張る」という言葉
少し前の話になりますが、あるスポーツジャーナリストが書いた記事の中にあった、当時大リーグのマーリンズに在籍していたイチロー選手が、自ら主催している少年野球大会の閉会式でおこなったスピーチの内容がとても印象に残っています。 記事によるイチロー選手の話は、 「自分のことを人の二倍も三倍も頑張ったと言ってくれる人がいるが、そんなことはできない」 「頑張るとしたら、自分が限界の時にその...(続きを読む)
気づくのが難しい「抜け落ちている基礎」
ある会社で実施した研修でのことです。内容はビジネスマナーを中心としたものです。この会社では、中途入社であっても若手社員は必ずこの研修を受けることになっています。 この時は30代の受講者もいて、事前に聞くと前職で研修を受けた経験があるとのことで、その人のレベルでは、知識の確認程度になってしまうのだろうと思っていました。 しかし、研修後のアンケートを見ると、意外に知らないことがあったとか、理...(続きを読む)
現場作業を見下すマネージャーが中小企業に転職してからのこと
数年前のことですが、何度かお会いしたことがある、まずまず大きな会社のマネージャーだった人から転職したという案内をもらいました。転職先はそれほど大きな会社ではありませんでしたが、執行役員の肩書がついていましたので、それなりに望まれての転職なのでしょう。 私は何度かビジネス上のつながりがあっただけなので、くわしい人物像まではわかりませんが、どちらかと言えばイケイケな感じがする、悪く言うとそ...(続きを読む)
「ゆでガエルにはヘビ」があまりうまくいかなかったこと
あるウェブ記事の見出しに「ゆでガエルの意識を変えるのは簡単だ。ヘビを放り込めばいい」という言葉を目にしました。ある著名企業の会長が言ったことのようです。 記事を見ると、「ヘビを放り込む」は決して人を投入することばかりでなく、“事業方針の転換”などの刺激も含んでいて、それは確かにその通りだと思いました。 ただ、私が実際に現場で体験することでは、「ヘビ」は主に人材を指していて、今まで自...(続きを読む)
「“格下への接し方”が器の大きさを表わす」という話
もう数年前の、ある経営者交流会でのことですが、かなり久しぶりに尊大な態度で自慢が多い社長に出会ったことがあります。私があまり好きになれないタイプの人です。 年令は50代後半くらいで、某有名企業を退職してシニア起業で独立したようです。「自分にその気はなかったが、“周りの人たちからどうしても”と望まれて独立した」そうです。本当にそうなのかはわかりません。 “尊大な態度”がどんなか...(続きを読む)
「決断の速さ」で気をつけなければいけないこと
あるウェブコラムに、「できる社員が実は会社を弱くする」という記事がありました。 例えば「仕事を大量にこなし、的確にさばくのが得意な人」「目の前の仕事で、人よりも高い実績を上げる人」は、“仕事ができる人”と評価されると思いますが、そういう人の場合、仕事の意味や目的をあまり考えておらず、本当の意味での仕事の優先順位がつけられていなかったり、必要な仕事なのかどうかをよく考えずに、目の前の仕事...(続きを読む)
「浸透」「徹底」という時にやるべき一つだけのこと
様々な会社で人事、組織というテーマに関わっていると、経営理念や企業理念をはじめとした「理念の浸透」や、経営方針や事業方針などの「方針の徹底」といったことが課題として挙がることがたびたびあります。 課題になるということは、それぞれ重要性が理解されているにもかかわらず、それがうまくいっていないということであり、多くの会社で同じように取り上げられるということは、何か共通した難しさがあるという...(続きを読む)
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