小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - 現場の事例・私の体験 のコラム一覧
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「自信過剰」と「自信過小」の取り扱い
いくつかの会社での雑談の中で、まったく正反対の相談を受けました。それぞれある上司が、自分の部下の指導方法に悩んでいる話です。 一つは、とても積極的で何でも自分から手を上げる部下だそうですが、自己評価が甘いのか、どう考えてもこなせるレベルにないことを、「任せてほしい」「それならできる」と言ってくるそうです。上司から見れば「自信過剰」とのことです。 もう一つは、何事にも慎重なのか謙虚な...(続きを読む)
過剰な気遣いで役員と社員の間にできた壁
もう数年前になりますが、ある会社の社内懇親会に参加したときのことです。私はそこまで深いお付き合いの会社ではありませんでしたが、少しだけ仕事上のつながりがあり、その時の担当者から招待して頂きました。私以外にも取引先の方など、社外の人が数名いらっしゃいました。 参加者は50~60名くらいの宴会で、会長、社長、専務に事業部長が2名の、計5名がメインテーブルに座っていて、この人たちが経営陣の中...(続きを読む)
いろいろ大げさにし過ぎて避けられる部長の話
ある会社の社員から、その人の上司である部長に関する半分は愚痴のような相談を受けました。 この部長が仕事にかかわると、どんなことでも大げさになり過ぎて、とにかく労力がかかりすぎて困るとのことです。 例えば、顧客から仕事上の提案依頼があったとして、部長がそれを聞きつけると、あの資料を調べろ、このデータを集めろなど、やたらと風呂敷を広げたり、検討と称して長時間の打合せを何度も重ねたり、と...(続きを読む)
注意が必要な「弱い人」にだけ「強い人」
相変わらずのことですが、女性、子供、高齢者、障害者など、社会の中では一般的に弱者と言われる人たちが被害を受ける事件がよくあります。 高齢者への暴力や子供の虐待といったことは常に報道されますし、SNSでの誹謗中傷や店舗スタッフへの過度なクレームといったことも、弱者に向けた攻撃行動という点では共通しています。 こういう行為をする人たちを見て私がいつも思うのは、相手が男性であったり、体が...(続きを読む)
「栄転」と「左遷」を区別する意味はあるか
知り合いが、ある会社の中核と言われる営業所の所長になりました。全国にたくさんの営業所があって、その数と同じだけの営業所長がいるはずですが、その中にもいろいろな格付けがあり、結構格が高い営業所長のようです。 周りからは「おめでとう」「ご栄転ですね」などとお祝いの言葉を掛けられ、本人もうれしそうにしています。誰が見ても出世なのでしょうし、本人もそういう希望があったのでしょう。 これに対...(続きを読む)
ちょっとの仕掛けで良くも悪くもなる職場環境
生産性やコミュニケ―ションといった課題をきっかけにご相談を頂く機会も多いですが、その動向を左右するものとして、職場環境というのは実は大きな要素です。ちょっとした工夫や仕掛け次第で、仕事の効率やコミュニケーションレベルが上がったり、反対に下がったりということがあります。 製造現場の工場などでは、機具の配置一つで生産効率が変わるということで、すでに様々な工夫がされていますが、一般的なオフィ...(続きを読む)
初対面のアポをドタキャンした会社に未来はあるか?
少し前の話ですが、たまたま電話を取った相手が営業代行の会社で、サービス紹介のためにアポイントが欲しいと言います。声は若そうな男性の営業担当です。 その会社の名前は、人づてに聞いたことがありましたが、何人からはあまり良くない評判を聞いています。営業担当のレベルが低いとか、サービスを利用してみたが成果がないとか、そんな内容の話です。 それでも会社としては成長しているという触れ込み...(続きを読む)
「天狗になる人」よりも扱いが難しい「卑下する人」
いくつかの会社で、コンサルティングの一環として、人事評価面談に立ち会うことがあります。上司の面談のしかたをみて、後からアドバイスしたり、第三者が立ち会うことで一方的な評価にならないように仕向けたり、他社の事例などを引き合いに話すことで、評価の納得性を高める助けにしたりということが目的です。 本人の自己評価と上司評価を突き合わせて面談する会社が多いですが、高い自己評価をつけてアピールしよ...(続きを読む)
「採用できれば・・・」の皮算用
新たな事業の立ち上げ、人員体制の強化、不足人材の補充などの場面では、必ず「人材採用」がついて回ります。ただ、実際に採用活動を進める立場から見ると、「採用できれば・・・」という皮算用が大きすぎると感じることがあります。 ある会社でのことですが、いくつかの会社を吸収合併した後、相手企業の出身者から、退職者が続出したことがありました。その時の人事責任者は、何とか社員の流出を止められるように、...(続きを読む)
「他人の残業」は無駄で「自分の残業」は必要?
少し前の話になりますが、ある会社で「残業を減らすにはどうしたら良いか」というテーマで社員ヒアリングをしたことがあります。 実施した理由は、必ずしも解決方法を見つけたいというわけではなく、どちらかといえば社員が自身の課題として考えてもらい、そこから当事者意識を持つことで、それぞれの仕事ぶりが良い方向に変わればと考えたということです。 そのヒアリングの中でのことですが、「なぜ残業が減ら...(続きを読む)
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