小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - 私の思い・考え のコラム一覧
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「プレミアムフライデー」が消えてしまった理由
経済産業省や経営者団体などの旗振りで、毎月末の金曜に消費活動を促す目的で2017年に始まった「プレミアムフライデー」は、結局定着せずに消えてしまいました。 当初は取り組みを歓迎、評価する声がある一方で、所得の伸び悩みや将来不安などが解決されなければ期待外れに終わるという指摘も当時からあり、結果としては後者の主張通りになってしまいました。 「プレミアムフライデー」が始まった当時、私自...(続きを読む)
チームの「一体感」と「競争」の両立という話
あるプロスポーツを特集したテレビ番組の中で、チーム内の「一体感」と「競争」を両立させなければならないが、そのバランスがとても難しく、強いチームは良いバランスを見つけることができているという話をしていました。 チームとしての勝利、成果を上げるためには「チームの一体感」が必要だが、選手個々のポジション争いという「競争」もまたチーム力の強化や活性化のためには必要で、チームマネジメントをしていく上で...(続きを読む)
「柔軟な働き方」が向かない人、できない人もいる
「分断勤務制度」といって、一日の所定労働時間を分けて勤務することができるようにする制度があります。 例えば、社内で5時間働いて、帰宅後に自宅で3時間働くなど、1日の所定勤務時間を満たせば、時間や場所を問わずに働くことができ、テレワークと組み合わせて実施する企業が増えているそうです。 働く時間帯を柔軟に設定できることで、子育てや介護を抱える人にもメリットが大きく、深夜作業や海外対応への考慮...(続きを読む)
選択権があるようで実は選べないこと
数年前の小さな話題でしたが、その当時サッカーのスペインリーグに在籍していた日本人選手が、スペイン国王の来日にあたっての首相晩餐会に招待され、それに出席するために帰国することになったというものがありました。 シーズン真っ只中で、公式戦の欠場が必須だったため、選手個人への批判的な意見まであったようですが、クラブ幹部が招待を特別に名誉なこととして受け止め、チームの知名度アップなども考えたクラブ...(続きを読む)
あえて「リモートワークには向かわない」という考え方
コロナ禍を機に、在宅勤務をはじめとしたテレワーク、リモートワークを導入する企業が大きく増えました。 私の周りでは、すでに制度として定着して、週数日からほぼ毎日すべての仕事を在宅で行っているような人がいる一方、一時期は在宅勤務が実施されていたものの、現在はほぼ元通りの出勤体制となっている人もいて、リモートワークに対する姿勢は会社によってさまざまです。 私自身は、コロナ前からリモートワークがほ...(続きを読む)
「言えば通るかもしれないから」というクレイマーの話
数年前のことですが、ある私鉄の車掌が、乗務する電車が人身事故の影響で運転中止になった状況説明に当たっていたところ、複数の乗客から詰め寄られたことに耐えきれなくなって、制服を脱ぎ捨てて線路を走り出し、高架から飛び降りて重傷を負うという事件がありました。 この車掌の行動は認められるものではありませんが、乗客6、7人に囲まれて喧嘩腰のクレームを受けていたらしく、当初は冷静に対応していたものの...(続きを読む)
「過剰品質」「過剰サービス」と言われるもので思うこと
ファミリーレストランやコンビニで、24時間営業をやめる動きが出始めてから結構時間が経ちました。百貨店やスーパーなども含めて、さまざまなサービス系の業種で定休日の復活、早朝や深夜の時短が進みつつあります。 24時間営業をやめる理由はいくつかあるようですが、最も大きいのは人手不足で賃金が上がり、深夜営業での売上がコストに見合わなくなってきていることのようです。 さらに、無理な営業時間は...(続きを読む)
「満足」ばかり求めると「不満」だけが残る
最近は、社員の能力発揮や人材流出の防止、職場の活性化などを目的に、「従業員満足(ES)」に力を入れる企業が増え、その一環として福利厚生の充実を図る企業も多くなっています。 慶弔や社内親睦、健診ほか健康管理などの一般的なものだけでなく、社員食堂をすべて無料化したり、お酒も飲めるBarスペースを作って社員は自由に利用できたり、キッズルーム設置など子育て支援、食材や食事の援助といったユニーク...(続きを読む)
全員が「競争して上を目指す」でなければダメなのか
これは「企業の業績を上げる」「事業を発展させる」ということを支援、協働する立場のコンサルタントとしては、あまり言うべきでないのかもしれません。ただ、企業で働く多くの人たちを人事の立場から見ていて、いつも考えてしまうことです。 それは決してエースでもエリートでもない、普通にコツコツ働いている、言葉は良くありませんが「その他大勢」の人たちです。どちらかといえば上昇志向はそれほどなく、あまり...(続きを読む)
仲が良いから言いやすい? それとも言いにくい?
特に日米間では、首脳同士でお互いの親密ぶりがアピールされることがあります。さかのぼるとレーガン‐中曽根、ブッシュ‐小泉、最近ではトランプ‐安倍など、それぞれ個人的な信頼関係が結ばれていることで、両国間に良い影響があるとされます。 この話には批判的な見方もあります。「近い関係になり過ぎると厳しいことが言いにくくなる」というものです。 お互いの仲が良くて悪いことはないように思いますが、...(続きを読む)
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