先日ＮＨＫで放送された「プロフェッショナル　仕事の流儀」という番組で、プロサッカークラブのゼネラルマネージャーとして、前ジェフ千葉、現在フランス２部リーグのグルノーブルで活躍される祖母谷（うばがい）秀隆氏が取り上げられていました。（あのオシム前監督が倒れた時、家族からの連絡を受けてフランスから日本の知人を介して１１９番通報したという人です。）

　祖母谷氏は「組織作りの基本は？」と問われて、「人は気持ちで動くものだから、まずは信頼関係。信頼を得られるようにするためにできるだけ現場に近づき、一人ひとりを良く見てコミュニケーションを取り、接している量を多くすることが必要」と話されていました。また、｢筋を通す｣ということが重要なことも語られていました。私の考え方と重なっているせいもありますが、非常に印象に残りました。

　“信頼関係を築くことが大切”とよく言われますが、実際にどうするかはとても難しいことだと思います。信頼は人によって感じ方が違う主観的なもので、相手に対してこれをやっておけば大丈夫という種類のものではないからです。
　そんな中でも氏の話は、取り組み方のヒントになる内容だったと思います。再放送他で機会があればご覧になってみてはいかがでしょうか。