小笠原 隆夫(経営コンサルタント)- コラム「どんな仕事でもプロのはず」 - 専門家プロファイル

小笠原 隆夫
組織に合ったモチベーション対策と現場力は、業績向上の鍵です。

小笠原 隆夫

オガサワラ タカオ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
ユニティ・サポート 代表
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どんな仕事でもプロのはず

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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 私の思い・考え 2012-12-17 08:00

  つい先日、仕事中の移動で都内を歩いていた時、小学生の女の子二人が小走りで横断歩道を渡ろうとしたところへ、2トントラックがそこそこのスピードで左折してきました。一瞬危ないかと思いましたが、女の子二人が気づいて立ち止まったので、何事にもならずにすみました。


  トラックの運転手さんを見ると、携帯電話片手で話していて、歩行者には全く気づいていません。こういうことが一歩間違うと事故になるのだと思い、「ドライバーさんは運転のプロであるはずなのに!」と少し憤慨の気持ちが起こりました。


  プロとか専門家というと、「私はそんなレベルではありません」とおっしゃる方がいますが、仕事としてお金をもらっている限り、私はその全員がプロだと思っています。

  「いやぁ、自分の営業スキルなんて、この会社でしか通用しませんよ・・・」などと言っている人も、その会社では営業のプロですし、「まだまだできない事ばかりで・・・」なんていう新人レベルの人でも、できる範囲のことではプロのはずです。


  謙遜や自信のなさもあるでしょうが、プロであるという責任から逃げているところもあるように思います。経営者だろうがサラリーマンだろうが自営業だろうが、どんな職種でどんな役職だろうが、自分がプロとして発揮した能力に対しての報酬を得ているはずで、報酬を得ているということはプロであるということです。異動で仕事が変わったって、会社を転職したって、やっぱりプロはプロです。


  ただ、仕事というのは日常生活の中に組み込まれていて、習慣化してしまっていることも多いですから、よほど意識していなければプロ意識なんてまったく感じる機会がないかもしれません。毎日同じような仕事で、毎月だいたい同じ頃に同じ金額の給料がもらえるとなれば、よけいにそうなってしまうでしょう。


  そうであったとしても、無責任、人任せ、やる気のなさ、不正行為、その他仕事上で起こるミスなどの、大元の大きな原因の一つは「プロ意識の欠如」ではないかと思います。

  「職業人は全員がプロである」ということを、多くの人がもっと意識してもよいのではないでしょうか。そうすれば、今回偶然見かけたような光景もなくなっていくのだと思います。


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