小笠原 隆夫(経営コンサルタント)- コラム「褒めることの難しさ」 - 専門家プロファイル

小笠原 隆夫
組織に合ったモチベーション対策と現場力は、業績向上の鍵です。

小笠原 隆夫

オガサワラ タカオ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
ユニティ・サポート 代表
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褒めることの難しさ

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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 現場の事例・私の体験 2007-09-10 00:00
 最近、部下マネジメントやコミュニケーション系の研修などで、褒めることの大切さが強調されることが多くなりました。確かに褒め上手の人は部下育成がうまかったり、人間関係作りが円滑だったりする度合いは高いと感じます。
 ところがそのような研修を受けた上司が、帰ってきたとたんに取って付けたように部下を褒めだし、その部下たちは研修を聞きかじっただけで態度が変わってしまう上司に、かえって失望してしまったという話を聞いたことがあります。口先だけの褒め言葉は見抜かれ、かえって逆効果だということでしょう。

 褒めることの難しさは、受け止め方が人によって違うことです。本人が本当に評価されたと思える褒め方、要するに的確な内容とタイミングで褒めることが必要で、前提となる信頼関係が不足しているのに、テクニックだけで取って付けたように何でもかんでも褒めても、決して効果的ではないということです。
例えば、あなたが誰にも言わずに努力していることを他人が見つけて褒めてくれたら、うれしいでしょうし、認められた満足感もあるし、気づいてくれた人の眼力に信頼感も持つのではないでしょうか。まさにその後の“やる気”につながります。
 常に何かあったら褒めようという意識を持つことは必要ですが、結局はテクニックでなく本心から褒めていると相手に伝わることが大事なのです。そのためには常に個人個人をきちんと見ていることが重要です。本当に些細な小さなことでも、相手の“何か”に気づいて褒めてあげると、人の感情には大きく響くものなのです。

 とは言え、誉めることは本当に難しい・・・。
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