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小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ
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職業選択の自由って・・・
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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集
私の思い・考え
2009-05-25 00:00
「政治家」を「職業」と言われると、「政治を生活の糧としてやっているの?」と思ってしまい、ニュアンスに若干の違和感を覚えてしまうのですが、憲法で保障された権利といわれれば、まあそういうことなのでしょう。
そもそも「仕事を選ぶ」ということを、すべて個人の自由で行なっているかというと、案外そうではないと思います。就職ということで考えると、どの会社に入社するかは自由でしょうが、その中でどんな仕事をするかは必ずしも自分の希望通りではないと思います。部署の異動があったり、やりたくない職種に回されたりすることもあるでしょう。上司から「君はこちらの方が向いている」などと勧められることもあるかもしれません。社会人経験を積んできた方々では、昔思い浮かべていたキャリアプラン通りに進んで来た人の方がむしろ少ないのではないかと思います。
以前も書いたことがありますが、どんなキャリアになるかは、偶然の要素に大きく左右されるということです。「自分で選んで就く」というより「他人に選んでもらう、選ばれて就けてもらう」という部分も多いのです。
では成り行き任せで良いかと言うとそうではありません。他人に選ばれるためには、認められて信頼されなければなりません。そのためには今与えられている仕事に出来る限りの取り組みをすることです。今やっていることが認められ、自分を選んでくれる人が増えてくれば、それだけチャンスが増えると言うことです。今現在、自分の本意でない仕事をしているとしても、それに真面目に取り組むことが自分にふさわしい仕事への第一歩になっているかもしれません。そして自分にふさわしい仕事が、今自分が思っているものと違っていることは、大いに有り得ると思います。いずれにしても「今、目の前にあることをやる」というのが重要なことだと思います。
最後に余談ですが、政治家に世襲制限などと言う話が出て来るのは、報酬や特権などの面で「政治家がおいしい仕事」と思われる部分が多いからではないかと思います。政治家が「相当の使命感が無ければ、どう見ても割に合わない仕事」だとすれば、こんな議論は出ないように思うのですが、皆さんの考えはいかがでしょうか。
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