小笠原 隆夫(経営コンサルタント)- コラム「“若手社員を誘うには”の一例」 - 専門家プロファイル

小笠原 隆夫
組織に合ったモチベーション対策と現場力は、業績向上の鍵です。

小笠原 隆夫

オガサワラ タカオ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
ユニティ・サポート 代表
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“若手社員を誘うには”の一例

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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 お勧めの取り組み 2008-05-26 00:00
 私も社会人になり立ての頃は、会社の飲み会と聞くと酔っ払った上司の横に正座して説教されている部下、建設的でない会社のグチの言い合いなど…、あまり楽しそうではないイメージでした。
 しかし、実際に行ってみるとイメージのような光景はほとんどなく、知らなかった人と仲良くなるのはそれなりに楽しく、いつの間にか馴染んでいったように思います。「イヤイヤでも一度行ってしまえばどうにかなるし、無理やりでも一度来させてしまえばどうにかなる」などと思っていたものです。

 ただ最近の若手は人に対してナイーブです。むやみに自分の内側に入ってこられるのは拒みますし、人の内側に踏み込むことも避けます。一方ほんのちょっとした事でこの人はいい人、わかってくれる人などと思うような感じがします。ですから関係作りのためには、相手が感じている距離感を考えながら少しずつ距離を縮めていく必要があります。
 「とりあえず連れて行けば」はいきなり踏み込んできたと感じ、かえって遠ざけられることになりかねません。

 私が気をつけていたのもそれほど特別なことはなく、初めは仕事の中でコミュニケーションをとり、相手の都合を聞きながら来やすいタイミングで誘い、説教するのではなく相手の話を聞き、自分のテリトリーに引き込むのではなく相手のテリトリーに入っていく。そうすると思いのほかすぐに心を開いてくれたように思います。(勿論そうでない人もいますが・・・) 
 あまりコミュニケーションも無いまま、いきなり当日誘って自分の馴染みの店に連れて行き、自分の話したいことばかり話す、などという正反対のことを案外やっているのではないでしょうか。

 これを書いていて思ったのは、好きな人と付き合う、デートに誘うためにどうするかに近いなということ。そんな発想に切り替えると実は案外うまくできるのかもしれませんね。
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