上津原 章
ウエツハラ アキラグループ
今年のゴールデンウィークの資金繰りについて考える。
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今年は、ゴールデンウィーク中に新天皇が即位されます。
そのこともあり、銀行などの金融機関も4月27日(土曜日)から5月6日(月曜日)まで10連休になります。金融機関がこれほどの長期間休むことは初めてのため、前もって準備しておくことをお勧めします。準備について、大きく分けて2つの視点からいくつかお話しします。
1.金融機関の混雑への備え
・4月25日(木曜日)・26日(金曜日)と5月7日(火曜日)に金融機関の窓口が混み合うことが予測されるため、借り入れなどの金融機関への相談事は早めに行う。
・仕事などでの振込みは、資金繰りが大丈夫なら25日よりも早くする。どうしても混雑予定日に振込みをされる場合は、インターネットバンキングの活用、金融機関閉店後のATMからの当日付即時振込サービスの活用が望ましい。(手数料が無料で即日振込ができる時間帯を、事前に調べておく。)
・4月27日以降の口座振替が5月7日に集中するため、4月25日(または26日)の夕方以降、またはゴールデンウィーク中に、通帳を記帳する等して、預金残高を確認しておく。残高照会にはATMの時間外手数料がかからない。
2.資金繰りの備え
・普段より多めに現金を準備する。(急な出来事にも備える意味で。)
・4月の給料日を前もって確認しておく。(前倒しになる会社が多いと思われるが、念のために。)経営者の方は、売上代金の入金日を確認しておく。
・休日でもATM手数料が無料となる金融機関に、預金を必要な分だけ移しておく。金融機関によっては、5月3日~5日を中心にATMが使えなくなる日があるため前もって確認する。
・計画的にお金を使うことを前提に、クレジットカード決済、デビットカード決済、電子マネー決済も活用する。
・株式や投資信託などの有価証券を売却して長期休暇中の資金にする場合は、4月中旬までに売買が実行できるようにする。海外の株式市場や外国為替市場はゴールデンウィーク中も開いており、有価証券等の価値も変動するので注意。
長期休暇中に旅行などの予定を立てている方も多いことでしょう。
楽しむなら、お金のことを考えることなく心置きなく楽しみたいものです。弊社は、ゴールデンウィーク中も面談予定が少しずつ入っております。相談される際は早めにご連絡ください。
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