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上津原 章
ウエツハラ アキラ
グループ
中冨記念くすりの博物館へ行ってきました。
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佐賀県鳥栖市田代は、
江戸時代、越中（富山県）、近江（滋賀県）、大和（奈良県）と並び、売薬商が多い地域として知られていました。その中でも今日まで残る代表的な会社が、サロンパスで有名な久光製薬です。現在も創業者の血筋を引く中冨家が経営をしておられます。
中冨家が中心となって設立したくすりの博物館には、
薬の製造機械（江戸時代と近代）、昔のイギリスの薬店をそのまま移築したもの、生薬の標本、日本の昔の薬店の模型、昔の薬の箱や現物、等といった薬に関するいろいろな歴史や知識を身に着けることができるようになっております。
くすりの博物館で学んだことの中で、印象的だったことをお話しします。
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・薬は、直接患部に働きかけて病気を治すのではなく、あくまでも私たちが自らの力で病気を治すための手伝いをしている。 |
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・近代の薬は、古くから薬効があるとされた草木などからエキスを吸い出したり、毒になる成分を分解して薬として使えるようにしたりして造られた。 |
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・佐賀県鳥栖市田代の薬の行商人は、九州各地を歩いて得意先を回っていた。きつい仕事ながらも、お客様の喜ぶ顔を励みに頑張っていた。得意先には土産話をしたりおまけなどを渡すなどしたりした。 |
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・明治時代になり、薬の製造が許可制になり、印紙税を取られるようになった。その過程で、薬を売る人が少なくなり、残った売薬商は企業化し、大量生産等の近代化がなされた。販路も、九州だけでなく、日本各地、やがては東南アジアまで広げていった。 |
売薬商とファイナンシャルプランナーとはよく似ている。
薬を売る方は、薬に関する知識を学んだうえで、一人一人の体質や症状にあった薬を調合し、得意先との長期的な関係を築こうと努力をしていました。
一人一人に合った提案内容、お客様との長期的な人間関係を築くといったところが、ファイナンシャルプランナーの仕事と似通っていて、大変興味深く感じました。
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