上津原 章(ファイナンシャルプランナー)- コラム「EU離脱は、日本のようになるということか?」 - 専門家プロファイル

上津原 章
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EU離脱は、日本のようになるということか?

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資産運用の考え方 2017-05-01 00:53

フランス大統領選挙の予備選が、

今月の大きな話題になっていました。大きな争点は、フランスがEUから離脱するか、今まで通りとどまるかです。保守政治家のルペン女史が、EU離脱を強く訴えて決戦投票に残っています。ルペン女史の父親は、中曽根元総理大臣と会談したこともあり、日本びいきだとか。このようなことも政策に影響を与えているのかもしれません。

EU離脱には利点と欠点があるようです。

EU離脱の利点 

・昔の通貨(フランスフラン)に戻せる。ドイツなど周辺諸国よりも経済が弱くなれば、通貨安になることで、輸出面で有利に働く。 

・難民や移民をどこまで受け入れるか、フランスだけで自主的に決めることができる。 

・関税を自由に決めることができる。保護したい産業(例:農産物、自動車)があるときは、他国との交渉により関税を高くできる。

EU離脱の欠点 

・他国へ移動したり貿易したりする時、都度現地通貨に両替する必要がある。両替手数料もかかる。端的に言えば、面倒くさい。 

・入国に制限がかかることで、旅行者や技術労働者などの行き来が少なくなる。観光産業の売上が少なくなり、企業は優秀な人材を集めづらくなる。 

・輸入品の価格に関税が上乗せされる。物価の上昇につながる。他国との交渉が決まらなければ、輸出の時にも他国から高い関税がかけられることも。

書きだしたことをよく考えてみると、

 今の日本によく似ています。日本は良くも悪くも孤立していて、移民や難民についてはうまくコントロールしているように感じますが、経済状態は四半世紀以上停滞しています。

 EU離脱のリスクから、日本円に対してもユーロは弱くなり、4月17日には1ユーロ=114円85銭まで下落しました。現在は、1ユーロ=121円台になっていますので、投資家の方は、フランスがEUにとどまることを催促しているようです。

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