上津原 章
ウエツハラ アキラグループ
一流の経済大国には一流の地方あり
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20日(火曜日)には、私が所属する間税会の全国大会がありました。
その時、大原美術館(倉敷市)の名誉館長をされている大原謙一郎氏の講演がありました。大原謙一郎氏は、彼の祖父が創業したクラレや中国銀行(地方銀行)の重役を歴任されたのち、大原美術館の館長になられました。
彼は、題目のように「一流の経済大国には一流の地方あり」といわれていました。彼が実業の世界と文化振興との両方にかかわってきたという自負が込められていると感じました。
一流の経済大国には一流の地方あり
例えば、イタリアには世界遺産都市フィレンツェがあり、ドイツには大学都市ハイデルベルグがあり、日本には倉敷があります(といいたい)。日本も、東京などの大都市だけでは一流の経済大国にはなれないということなのでしょう。
小よく大を制す
彼がいた会社クラレも、ナイロンの発明で有名な化学工業の巨人デュポンを相手に戦っていました。クラレもランドセルで有名なクラリーノを発明し、合成皮革の分野ではデュポンを負かすことができました。規模で劣っている会社であっても、戦い方を変えれば大きな会社に勝てることを示しています。
彼にしてみれば、小都市柳井であっても、東京などの大都市に勝てると言いたげです。
小都市が大都市を制するためにできること
では、そのためにまず私たちができることは何でしょうか?
まずは、本を読んだり足を運んだりして日本の他地域や外国の良さを知ることではないでしょうか。いろいろと知る中で、今住んでいる地域の良さを見つけることができるように感じます。
大原美術館も日本の建築や美術の良さを大事にしながら、海外の作品も積極的に紹介されています。
今度岡山県へ行くときは、大原美術館をじっくりと楽しもうと思いました。
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