今月２２日に、日本でもポケモンＧＯ！がダウンロードできるようになりました。

　欧米でも利用者数Ｎｏ．１アプリになり、今後どのようになるかが注目されています。

ゲームをするだけでは無料で楽しめるのですが、

　早く目的のもの（ポケモン等）を手に入れたい時や、自分の道具の質を高めるなどしてゲームを有利に進めたい時にはお金がかかります。アメリカでは、ポケモンＧＯ！の売り上げだけで1日に1.1憶ドル（およそ117憶円）あったとの報道がされています。

　今月中旬からポケモンＧＯ！に深くかかわっている任天堂の株価が大きく上がり、月初めからは最大2.2倍（6月30日14,585円→7月19日高値32,700円）になりました。

「任天堂（の株式）を買っていいだろうか。」

　うちの事務所にも、

「任天堂（の株式）を買っていいだろうか。」

といった電話がかかってきました。電話をかけた方は、買ったら株価が上がると思っているのでしょう。じっくり調べずに、安易に考えているように思われたので、　

「買いたい人がいなくなったら下がるよ！」

と言って買うのをやめさせました。事実、7月25日には株価が1日で5000円、17.7％下落しました。最大の理由は、大まかにいうと、　

「ポケモンＧＯ！から上がってくる利益のすべてが任天堂に入るわけではないので、任天堂の利益が劇的にふえるわけではない。」

と任天堂の投資家向けの広報担当者が言われたからです。

ポケモンＧＯ！は

ナイアンティックというグーグルから独立した会社がつくっており、任天堂の関連会社（株式会社ポケモン：任天堂の持ち株割合32％）はキャラクターを使う権利を提供しているにすぎません。ダウンロードにあたっては、グーグルやアップルにも手数料（一般的には売り上げの30%）を支払います。よって、ポケモンＧＯ！で任天堂が受け取れる利益は思いのほか少ないのです。　

株価は、将来会社がもっと良くなるだろうという思いから上がっていきます。

　いろいろなことが分かってくると、下がりながら落ち着いていきます。

　その後、投資家が思った通りの結果になったと思えば再び上がりますが、そうではないこともあります。　

　株式投資はギャンブルではありません。ただ、なんとなく上がるだろうといういい加減な気持ちで取り組むと、ギャンブルで負けたような結果になります。

　弊社では、株式とのつきあい方を有料会員の皆様にお伝えしております。いつでもご連絡ください。