大黒たかのり(税理士)- コラム「和牛商法 安愚楽牧場破たん」 - 専門家プロファイル

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オオグロタカノリ
( 東京都 / 税理士 )
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和牛商法 安愚楽牧場破たん

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投資運用 2011-08-02 11:19
黒毛和種牛委託オーナー制度 いわゆる和牛商法で有名な安愚楽牧場が破たんしました。 原因は、平成22年春から問題となった宮崎県の口蹄疫に関する一連の事件により、保有する1万5,000頭内外の和牛を殺傷処分、また、東日本大震災に伴う福島第1原発の放射能漏れ事故による対象地区での牛の放牧制限、放射性セシウムの検出による福島県産牛肉の出荷制限等に加え、風評被害から牛肉消費が落ち込み市場価格が急落したため、出荷を見合わせる事態に陥っていり、資金繰りが悪化したそうです。 この和牛商法の仕組みは、 (1)牧場との売買・飼養委託契約により、繁殖牛を買い、 (2)種付けさせ、毎年子牛を産ませます。 (3)その子牛を安愚楽牧場が買い取ります。 (4)子牛の買取り代金から飼養管理費を差し引いた金額を投資家に支払います。 (5)さらに、契約期間終了時には、繁殖牛を安愚楽牧場が買い取り、「買取り代金」は、契約満了時に投資家に支払われます。 従いまして、投資家の利益は、「子牛売却金」と契約終了時の「繁殖牛の買取り代金」になります。 安愚楽牧場の契約例をみますと、契約金50万円の場合、「子牛売却金」として毎年17,000円、「繁殖牛の買取り代金」として50万円となっています。 年利回りとして、3.4%になります。 ちなみに、税務上の所得は総合課税の雑所得になります。 投資による損失は、他の所得との損益通算はできません。

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