田中 紳詞(経営コンサルタント/ITコンサルタント)- Q&A回答「回答致します。」 - 専門家プロファイル

田中 紳詞
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田中 紳詞

タナカ シンジ
( 東京都 / 経営コンサルタント/ITコンサルタント )
株式会社Exciter 代表取締役/主席コンサルタント
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開業費

法人・ビジネス 会計・経理 2013/11/14 15:05

個人事業主の元で、経理を担当しております。

お尋ねしたいことがございます。宜しくお願い致します。

開業費について。今年の3月8日に開業しました。
・未払金
開業前に、クレジットカードで支払(1月~2月に購入)、引落し(事業用口座)されたのが、3月11日だとすると、仕訳はどうなりますか?
1月~2月に購入したものであっても、引落が開業日以降であると、その分は経費扱いとなるのでしょうか?
開業日の日付で、未払金の勘定を使い、開業前の未払金を計算しまとめた金額を入力する必要はございますか?

・普通預金口座
2000万円借入し、通帳の始まりが210円引かれた金額から始まっています。
事業主の生活費として、開業前に合計100万円(個人用口座へ振込)引かれ、あとは、支払利息、家賃、内装工事費、家具・組立費などが引かれています。その中に、受取利息があり+600円も入ってしまっています。そして最終的に開業日には残額1000万だったとします。その時の仕訳方法を教えて下さい。
個人用口座に振込し、振込手数料がかかった分も開業費として考えて宜しいのでしょうか?あと借入した時に引かれた210円の扱いは何かできますか?

くろかずさん ( 東京都 / 男性 / 33歳 )

田中 紳詞 専門家

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経営コンサルタント

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回答致します。

2013/12/07 13:05

こんにちは。

時間が経ってしまいましたので、既に解決された場合はご容赦ください。

未払金については、クレジットカードが事業用のものであれば、開業の日付で「開業費 / 未払金」、引き落としの際は「未払金 / 普通預金」でよいかと思います。

クレジットカードが事業用でないプライベート兼用などの場合は、「開業費 / 事業主借」、引き落としの際は「事業主貸 / 普通預金」となります。

開業費については、開業前の費用であっても、事業に関するのもので領収書などの証憑があれば、開業費として計上することができます。

ちなみに、事業に関する費用であっても、販売する予定の商品などは開業費にはなりません。あくまで「事業に関する費用のうち、開業するために要した費用」となります。

口座については、借入が2000万であるならば、最初の仕訳は「普通預金 / 借入金」ですね。
そこから記録していきますが、仕訳については、支出の性質によるため一概には言えません。

具体的に、210円についてですが、手数料であれば「支払手数料 / 普通預金」となります。
口座の開設に係る何らかの費用であれば開業費に入れてもよいですが、小額なものについては重要性が低いことから、正体がわからなければ雑損でも構いません。

その他「支払利息、家賃、内装工事費、家具・組立費など」とのことですが、これらのうち開業費に該当するものは「開業費 / 普通預金」となり、開業費に該当しないもの(例えば家賃など)は「地代家賃 / 普通預金」となります。

600円については、「普通預金 / 受取利息」となります。

口座については、通帳に記帳された明細=仕訳であり、月末の帳簿残高=実際の口座の月末残高となるように記帳してください。

勘定科目の間違いは後でも訂正できますが、口座の残高合わせは、最低でも毎月行われた方が良いかと思います。
(それなりの規模となった事業では、毎日行います)

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