末永 真一(留学コンサルタント)- コラム「カナダ留学格安手配 良くある質問 その2 留学エージェント選び」 - 専門家プロファイル

末永 真一
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スエナガ シンイチ
( 東京都 / 留学コンサルタント )
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カナダ留学格安手配 良くある質問 その2 留学エージェント選び

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2014-06-24 09:12
エージェントって本当に必要でしょうか?

カナダ留学の手配について、その1についで多い質問です。

ウェブ検索や知恵袋などのQAコーナーでは、よく留学エージェント=悪徳のため使わないほうが良い。
自己手配でも問題なくできる などの書き込み、記事などをよく目にします。
そのため、私のところに来る相談についても、疑心暗鬼で不安を抱えたお客さまからのメールが良く来ます。

ここでは、エージェントと言うものの仕組みと、留学エージェントの使い方、良いエージェント選びについて
ご説明いたします。

1)留学エージェントとは?

エージェント、日本語では代理人と訳すことがおおいようです。誰かの委託を受けて変わりにその作業を遂行する者だそうです。  たとえば、サッカー選手の代理人は、当事者に変わってクラブチームなどと交渉、契約をまとめるのが仕事です。

もっと身近な例で言うと、たとえば携帯電話の販売や航空券の販売などはなじみがあるでしょう。
たとえば、JALの航空券を購入する場合、JALの窓口に来店して直接購入する方よりも、旅行代理店や旅のウェブサイトなどを経由して購入する方のほうが多いでしょう。 ここでいう旅行代理店などもエージェントとなります。

留学エージェントも同じで、留学希望者の代わりに留学に関する様々な手続を代行する者、となります。
JALが街中などあらゆるところにチケット販売窓口を設け、個別のチケット販売の対応をするコスト(人件費、家賃など)を負担せず、HISやJTBなどの旅行代理店にチケット販売の営業代行を委託する代わりに、旅行代理店にコミッション(謝礼)を得る、という仕組みと同様、留学エージェントは学校の代わりに
お客様と接し、申し込みをすることでコミッションを得ています。


2)留学エージェントの種類

留学エージェントの中には、
A)日本にオフィスを構えるエージェント
B)カナダ現地にオフィスを構えるエージェント
の2つがあります。

A)日本にオフィスを構えるエージェント

複数の国をサポートするエージェントは、特に大手などは組織的なサポート力と蓄積された情報量が強みと言えるでしょう。 例えば各学校毎に体験談が管理されて自由に閲覧することが出来る所もあります。

大手エージェントは自分に担当カウンセラーがアサインされたりするので、諸々の手続きや留学中のメールによる色々な相談も特定のカウンセラーに一貫して対応してもら え、親しい関係として話しが出来るでしょう。私の知人で、留学から帰国したあともカウンセラーと仲が続いて、雑誌のインタビューに声をかけられた人もいま した。組織内でも航空券、保険関係などで担当を分けていたりするので、トラブル時の受け体制がしっかりしているといった印象があるでしょう。

ただし、会社として情報量はあってもカウンセラーは色んな国の留学をサポートしているせいか、学校に関する情報は少ない場合が多いです。ここは現地にいない為、正直言って当たり前です。例えば「学校のオーナーが変わった事で雰囲気が変わり、ここ数週間評判 がすごく落ちて生徒も不満足」といった重要な情報、日本にいる限りなかなか入手するのが難しいと思います。 また、最近ビザの申請が厳しくなり、取得まで通常よりも余計に時間がかかる、などのような情報も現地よりも遅いことが多いでしょう。

現地の情報を満遍なく集めることが物理的に不可能なため、結果的に学校に関しての情報も偏りが出て、詳しい学校、詳しくない学校のムラが出ています。 そのため、留学カウンセラーは自分で送客実績があり、情報が集まり安い一定の学校に偏って送客してしまう傾向もあるようです。

この結果、”エージェントを使って留学をした方の多くが、留学をしたけど日本人が多かった。” という感想を抱く人が多くなってしまうのでしょう。 カナダでも、バンクーバーだけだと100校を超える学校がありますが、このような大手のエージェントの場合、バンクーバーでおススメされる学校は2~3校にとどまるようです。

また、とにかく手数料が高額なケースが多いです。 安いところで5万ほど、高いところは20万円ほどチャージする留学エージェントもあります。 なかには手数料は無料だが、通信費、文書作成料など、はじめのカウンセリング時には知らなかったチャージをされたり、自社レートとして通常の為替よりもかなり高めの設定をしているレートを適用するエージェントもあるようです。 例)$1=90円のとき、自社レートで95円など  留学費用総額で$10,000だった場合、通常レートだと90万円と95万円で5万円も差があります。 

この部分だけを取り上げて、留学エージェントが不要と考えている方が一部いるのだと思います。


B)カナダ現地にオフィスを構えるエージェント

カナダ現地に事務所があり、主にその周辺都市の学校に関するサポートをしてくれるエージェントです。日本には事務所を持たず、カナダのオフィスのみでサービスを提供しています。(実際のところ、こういった留学エージェントは日本に事務所を置く必要があまり無い)

このタイプのエージェントは、なんと言っても以下の点が強みです。
・入学手続き手数料不要(のところが多い)
・新鮮な現地情報
・現地で会える「直サポート」

自分で手続きするよりも簡単で安心だし、困った時やトラブルに陥った時も日本エージェントと違い「会って」直接相談にのってもらえます。

カナダ現地にあると言っても、もちろんこれからカナダに来る人もメインのお客さんです。主にメールや電話、Line、Skype等を通してカウンセリングや情報交換し、手続きを してくれます。現地に着いてからも学校の変更、ビザの延長・変更など「直接会ってアドバイス」にのってもらえますから、この点が日本エージェントと違う大 きなメリットでもあります。

「手数料無料」の理由は上の項で述べたとおり学校からの紹介料があるためです。そもそも代理店ってのは一般的に紹介料があってこそ営業 できるものだから、日本にあるエージェントのように商品(留学エージェントの場合は「学校手続き」)以外にわざわざお金を払う必要は、そもそも無いのかもしれません。


2)自分でも手配できるので必要ない?

たとえば、語学学校の入学手続きを全部自分でやるとしたら、下記の作業が必要となります。

    学校を決めるまでの情報収集(実はこれが一番大変)
    現地の学校へ問い合わせ
    必要な書類のやりとり
    学費の振込み(海外送金)
    領収書の受け渡しなど

留学の準備に時間を割ける方ならば、英語の勉強にもなるしご自身で上記の作業をするのも可能でしょう。 しかし、とくに 学校の情報収集などは、現地に行くこともできず、日本で年数会開催される留学フェアに参加するか、ネットでの信憑性の分からない情報のみに頼る必要があります。
また、カナダの学校は日本の会社と異なり、こちらの問い合わせにすぐに回答をしてくれるとは限りません。 相手の都合で渡航の時期が遅れたり、誤った情報を元にまったく希望しないプログラムに申し込んでしまっているケースもあります。
自己手配をした場合、なにがあったとしてもすべて自分自身の責任となります。

自分ですべてやっても、現地のエージェントに任せても料金が同じならば、任せてしまったほうが楽に準備を進めることがでしょう。


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