橘 和子(ドッグケアアドバイザー)- Q&A回答「子犬の甘噛み」 - 専門家プロファイル

橘 和子
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橘 和子

タチバナ カズコ
( 北海道 / ドッグケアアドバイザー )
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子犬の噛み癖を治す方法

2014/10/06 14:12

現在、子犬を飼っています。(生まれて4ヶ月です)
普段は、ゲージの中でおとなしくしているんですが
遊ばせようとして外に出すと、手に向かって飛びつき、ガジガジ噛んできます。

そのとき、「ダメ」といって叱っているのですが
尻尾を振って、噛むのをやめてくれません。

友達がきたときに、その子の手を噛んだりするのが心配です。

噛み癖を治す良い方法は、何かありますでしょうか。

Ignacio2012さん ( 東京都 / 男性 / 27歳 )

橘 和子 専門家

橘 和子
しつけインストラクター

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子犬の甘噛み

2014/10/06 18:35
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4ヶ月齢だとまだお子ちゃま真っ盛りのはず。
また、その頃は「動くもの」「聞こえるもの」すべてが楽しくて仕方のない時期。それに、はしゃぎたくてしょうがない時期でもあります。
ケージから出してもらえただけでも嬉しいのに、あなたが手をぶらぶらさせ(本当はその子を払いたいだけだけど、その子にとっては「動くターゲット」です)「だめ!」などと言われるとさらに興奮が増すことでしょう。
大抵の場合、飼い主が叱っていても、相手には「応援歌」にしか聞こえていない場合が多いようです。「くるか?くんのか??くるんならきてみーや!!」とけしかけてきているとしか相手には伝わらないのです。

子犬とは「噛む」のが唯一知り得るコミュニケーション方法です。親元兄弟と一緒に過ごしている様子を想像してくれればおわかりかと思いますが、お互いかみかみして、じゃれ合いながら成長していきます。かみかみする強さが強すぎれば母犬に一喝され、兄弟には反撃されます。同じく自分もかみかみされ、かむ加減を学習していきます。これが子犬の「コミュニケーション方法」なのです。

今その子は、犬の世界から人間の世界へと入ってきました。けなげにもあなたと唯一知っている方法で、コミュニケーションを取ろうとしているだけなのです。だからこそ、子犬のときの甘噛みとは叱ったり抑制するものではなく、違う方向に向けてやるべきだけの行動なのです。

ではどうするか。

この時期にいちばんこたえるのは「飼い主から無視をされること」です。飼い主の注意を引くためにあれこれといろいろ頭をフル回転させている時期。どんな反応だろうと、反応されれば嬉しい時期。そこを無視されるのが一番つらいのです。

だからこそ甘噛みをしてきたらコミュニケーションを成立させなければいいのです。人間の世界では甘噛みは通用しない、と教えなくてはいけないのです。「ぜんぜんかまってくれない。つまんないと!」思わせることです。

痛い痛い!と動かしているはずの手を動かさないでください。「こら!」「だめ!」と叱らないでください。噛んできたら、背中を向けちゃってください。腕組みをしちゃってください。なんならその場を離れてその子をひとりにさせちゃってください。とにかく、そこにその子がいる、という存在に気づいていないフリをしてください。これが「本当の無視」です。その子はあなたには見えていないかのように振る舞うことなのです。

もしその子が思惑通り「つまんないの」と思ってもらえたら、なにか違う楽しいことを見つけ始めることでしょう。おもちゃを振り回したり、ガムを食べたり。そのようにして「甘噛み行動を強化しない」ようにすることが大切です。

または手を噛んできたら、「手を噛むのではなくてこっちを噛んで」とおもちゃを差し出してやること。噛んでいいものと噛んではいけないものを教えてあげることです。おもちゃは、一人遊びするものではなく、「飼い主と一緒に遊ぶもの」です。片端をその子にくわえさせ、もう片端をあなたが持ち、引っぱりあっこなどして遊んであげてください。おもちゃを介してコミュニケーションを取る方法を教えてあげるのです。

同時に、必ず行っていただかなくてはいけないのは「お散歩」です。その子はコミュニケーション方法がわかっていないだけ。じゃあ、どうしたらあなたとコミュニケーションを取れるのか、ということを教えるためには、お散歩を通して教えてあげるのが一番です。
お散歩する環境は、たくさんの刺激に包まれています。その子が5感を行使し、心が満足することができるだけの刺激がいっぱいあちこちに散らばっています。ただでさえ刺激に飢えている幼児期ですから、お散歩で、たくさんの刺激で満たしてあげてください。あなたと一緒に遊びながら、あなたを通してたくさんの経験をさせてあげてください。

刺激をたくさん与え、その子の経験値をあげていくと、心が成長していきます。どんな環境に実を置いてもしっかりと順応していける犬へと成長していきます。心が成長していくと、甘噛みとは成長過程の一環となり、1歳になるころにはなくなっているはずの行為となることでしょう。

この時期の甘噛みは、止めれば止めるほど長引きます。大人になってからも甘噛みをしている、という子は、小さい頃抑えられた育暦を持つ子たちが多かったりするのです。
しっかりと心を養い、同時に「噛む発散」をさせてあげること。

この時期の「かみかみ」は実は、子犬に取って必要過程で、至って普通な行動なのです。

評価・お礼

Ignacio2012 さん

2014/10/08 01:39

橘さん

「かみかみ」は普通なんですね。回答を読み、ほっとしました。
自分の飼っているペットだけがかみ癖がひどいのかと思って、専門家にきいてみたくて
相談をして、悩みもすっきりしました。

今日も、結構かまれんたんですが、いつもみたいに怒らず
おもちゃをだしたり、無視をするようにしました。

また、いつもはかまれると、イラッとしていたんですが
橘さんのアドバイスを読んでから、なんだか可愛いなーって思うようにもなりました。

相談して本当によかったです。ありがとうございました!

橘 和子

2014/10/08 11:09

良かった良かった!

お子ちゃまの時期はあっという間に過ぎていきます。
その時期を全力でしっかりと向き合うと、これから10年以上ものその子との生活がかけがえのない日々となっていくことでしょう。
甘噛みを見られるのも今のうちだけです。ムービーなどにおさめたりして、その子が大人になってから「あのときは悪魔だったよなー」と笑えるといいですね!

たのしんでください!

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