トランプ氏当選で住宅ローン金利はどうなる
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米の大統領選挙は、クリントン氏優勢を跳ね返し、トランプ氏が当選しました。一昨日の市場は、政策意図が見えないトランプ氏が優勢になるにつれて、株安・円高・債券高(金利低下)の流れとなりましたが、昨日の市場は米市場が堅調だったことから、逆に株高・円安・債券安(金利上昇)の流れとなりました。
また、米ではトランプ氏が巨額の減税や財政支出を増やし、米の財政収支が悪化するとの懸念から、米長期金利が上昇するなどトランプ氏の政策に絡んだ動きも出てきています。
一方で日本に関しては、米の12月の利上げや円安・株高の流れによる、長期金利の上昇懸念がありますが、行き過ぎた金利上昇は日銀が押さえ込むと見られることから、このまま金利が一方的に上昇する展開は想定していません。
ただ、懸念されるのはトランプ氏が今後も過激な言動を繰り返し、その度に市場が反応、結果的に振り回されることです。これは、トランプ氏が大統領になる限りは避けられず、変動金利はともかく、長期金利に連動する長期固定金利などは来年のぶれ幅が大きくなることも想定されます。いずれにしても、当面は米から目が離せない状況が続きそうです。
沼田 順(1級FP技能士、宅地建物取引主任者、住宅ローンアドバイザー)
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