名取 晶子(歯科医師)- Q&A回答「噛み合わせの治療が必要です。」 - 専門家プロファイル

名取 晶子
女性矯正専門医が、「見えない」矯正で歯の悩みを解決へ導きます

名取 晶子

ナトリ アキコ
( 歯科医師 )
医療法人赤羽矯正歯科 
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噛み合わせの治療について

心と体・医療健康 矯正・審美歯科 2009/07/28 01:31

噛み合わせに悩んでおり、治療を考えております。
歯並びは良い方だと思うのですが、3年程前に歯を治療し、セラミックの歯を左の前から4番目に入れた時に噛みあわせに違和感を感じたのですぐにそのことを伝えたのですが、「問題ない。」と言われ、その後何回か訴えたのですが、「気のせいだ」と言われてしまいました。
それでもやはり下の前歯が上の前歯の裏に当たってしまう、上の歯と下の歯がうまく噛みあわせられなく、うまく口を閉じることができないので、他の病院へも行ってみましたが、やはり問題ないと言われてしまいました。
しかし、最近歯がしみるようになり、柔らかいものや小さいものをうまく噛めないようになってきてしまいました。
いつも噛み合せのことが頭にありストレスに感じています。
どうにかしてこの悩みから解放されたいのですが、どうのような方法がありますでしょうか?
また、来年海外に引っ越してしまうので、それまでに解決できたらと考えております。
よろしくお願い致します。

toypooさん ( 埼玉県 / 女性 / 29歳 )

噛み合わせの治療が必要です。

2009/07/29 11:40

はじめまして、東京都北区赤羽の赤羽矯正歯科の名取晶子です。

3年ほど前に入れたセラミックの歯が、本来の下顎の動きを阻害していたと思います。
本来の下顎の位置、下顎の運動をしっかり調べてから、クラウンを作らないと、患者さんによっては問題がでてくることは容易に想像ができます。

下顎の動きは、おもに「顎関節」と「上下の前歯」によって制限されています。
顎関節には一人一人の固有の形態があり、その中でも下顎が前方に動く角度の要素、下顎を横方向に動かしたときにブレの量を調べて、クラウン制作時に使用する咬合器(こうごうき)という装置において患者さん固有に下顎の運動を再現することが必要です。
患者さん固有の下顎の運動を再現し、その新しいクラウンが、下顎の運動を阻害しないように、
過保障的にクラウンを制作することが、クラウンをセットした患者さんの口腔内のすべての歯や顎関節を守ることにつながると私は考えております。

下顎の運動の検査・下顎の位置の決定

半調節咬合器をつかって患者さん固有の顎運動の再現の方法

さらに上下の前歯があたってしまう、といったお悩みをお持ちのようですが、それについては、
ただ見ただけではわかりません。下顎の位置を正確に診断し、どの下顎の位置で前歯があたってしまい、それが、為害性のあるものがどうか(早期接触といいます)慎重に診断しないと、治療に進めません。


矯正歯科では歯並びを治す治療をしているため、患者さん固有の下顎の運動形態、顎関節の形態をしり、模型を運動させて、実際に目で見えるようにしておかないと、正確な診断ができないため、
噛み合わせについてはお近くに矯正専門医院に一度ご相談されてはいかがでしょうか?

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