Tinker Bell　様

こんばんは。カウンセラーの大野萌子と申します。

夫婦関係の相談を多数行っている経験から、少しでもお役に立てればと回答させていただきます。

仮面夫婦で、3年間。
今までなんとか心の折り合いをつけてきたのですね。
でも、もうどうしたら良いかわからない。
お金と生活のためだけ…と書かれていらっしゃいましたが、
夫婦の間には他人にはわからない何かが存在します。
その何かを感じられないほどですか？
だとしたら、一番心が安らげる場所であるはずの家庭に安心がないのは、かなり厳しい状況で、
よく耐えていらっしゃると感じます。

別居とありましたが、別居も視野に入れていらっしゃるのでしょうか。
だとしたら、ひとまず離れてみるのも良いのではと思います。
良い意味での冷却期間となるかもしれません。

高校生のお子様がいらっしゃるとのこと、
進学されるのか就職されるのかによっても違いが出てきますが、
いずれにしても、大切な時期です。
母親の精神状態が安定している方が、お子様方にとってはベターな状態だと言えます。
どうすることが、あなたにとってより良い状態ですか？

別居したら生活が…とありましたが、
籍が入ってるうちは、生活費として婚姻費用の請求ができます。
これには、衣食住の費用のほか、医療費、教育費、相当の交際費など
生活していくために必要な費用が含まれると考えられています。

いくら請求できるかは、
インターネットで「婚姻費用算定」で検索してみて下さい。
請求できる相場がわかります。
お子様の年齢、人数及び、ご夫婦の収入を入力すれば、自動計算してくれるサイトもあります。

ご夫婦間での話し合いがうまく進まなかったり、口約束で心配なら、
家庭裁判所で調停を申し立てて文書にすることも可能です。
この場合、婚姻費用の分担請求調停を行います。
調停にかかる費用は、例として横浜市の場合、収入印紙代1200円と連絡用の切手代のみです。
詳細は、お住まいの地域の家庭裁判所にお問い合わせ下さい。

まずは、色々な選択肢があることを知っていただき、気持ちを追い詰めすぎず、
これからのことを考えていただけると良いのではと思います。