齋藤 めぐみ(キャリアカウンセラー)- コラム「ケース(8)上司と合わない」 - 専門家プロファイル

齋藤 めぐみ
最後に決めるのは自分。人生に迷ったときのキャリアカウンセラー

齋藤 めぐみ

サイトウ メグミ
( キャリアカウンセラー )
キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタント
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ケース(8)上司と合わない

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キャリアカウンセリング ケーススタディー 2007-05-26 00:00
退職理由・転職理由の多くは、
「上司と合わない」だと伝えられているのを
よく目に、耳にします。

実際にカウンセリングでもよーく話を聞くと
そういうケースもいくつかあります。

その際に私がクライアントさんに聞くことの例は
下記になります。

・どういうところが、合わないと思うのか?
・では、上司がどうしてくれたら、辞めずにいられるのか?
・上司が変われば続けたいと思うのか?
・では、自分自身は上司からどう思われていると感じるのか?
・上司の仕事やミッションを全て知っているか?

などを聴きます。
入社したばかりの社員にとって、上司=会社となり、
上司と合わないと辞めるしかない・・・と思いこんでいる
ケースがかなり多いと思います。

でも冷静に考えてみると、上司や周囲のせいにして
現状逃避しているだけの場合や、上司の仕事や想いを
感じ取る力が欠落していたり、批評家になって行動していない自分だったり。

そんなときは上記のことを問いかけてみてほしいですし、
もう少し広く高い視野で自分の仕事を捉えてほしい。

その会社、業界から見た自分自身の仕事を見つめてほしい。

それでも辞めたいと思うのか?
まだまだできることは他にないのか?
上司の立場に立って再度自分の行動を見たのか?

それでも、違うなと思ったときは、「辞める」という
選択肢でもいいかなと私は思います。
人間ですから相性や感情・生理的に合わないという
理由ももちろんあるでしょうし、自分の価値観や
倫理観に反する人は受け容れられないこともあるでしょう。

でも一度立ち止まって「上司と合わない理由」を
しっかり考えてみてください。
本来、大事にしたいと思っている自分の価値観に
気づくきっかけになるかも知れません。
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