今月の「働く女性のための相談室」
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新年早々、体調不安で検査を受け、まだ結果は出ていないのですが、処方薬の効果か、心配していた旅行も用心の甲斐あって無事楽しむことができ、日常生活が始まって症状は落ちついています。
さて、今月のPHPスペシャルの特集は「いい習慣が幸せを呼ぶ」ですが、そのなかの山川紘矢・亜希子氏の「読むだけでHappyになる言葉」で紹介されている有名人の名言はお勧めです。精神世界系の翻訳で多くの著書があるご夫妻ならではのセレクション。ぜひお読みください。
私の「働く女性のための相談室」は、接客のお仕事のストレスについてのお悩みです。
お客さまから理不尽な言動をうけるストレス、サービス業にはつきものですよね。カウンセリングもサービス業の一種なので、私も今まで何度か対応に困ることがありました。
いろいろな体験を経て、今では相手の怒りをかなりスルーできるようになりました。相手の怒りはその人自身が起こしているもので、私の責任によるものではないとわかっているからです。もちろん、私に非がある部分は素直に謝りますが、謝った後はあまり引きずりません。引きずっても事態は変わらないので意味がないからです。
サービスを提供する側だからといって、あらゆる要求に完璧に応える義務はありません。まして、自分への報酬を思えば、ほとんどが不当な要求なのでは。お客さま≠神様です。
客の立場の人に強く何か要求されるとつい応えなければと反応しやすいですが、それが正当な要求なのか、自分の権限でできることなのかを冷静に考え、手に負えないなら早く上司や責任者に任せてしまいましょう。
組織に属している最大のメリットは、組織に守ってもらえることではないでしょうか。私もメンタルクリニックでは、スタッフに頼りまくりです。接客業の方は、一人でストレスを抱えないで、ぜひ同僚や上司などに頼って愚痴を吐いたり相談したりしてくださいね。
*PHPスペシャル2月号は現在発売中です。