小川 正毅(音楽家・プロデューサー)- コラム「(財)地域創造「公共ホール音楽活性化支援事業」プレゼン」 - 専門家プロファイル

小川 正毅
“風の五重奏団”(木管五重奏)のコンサートをプロデュース!

小川 正毅

オガワ マサキ
( 東京都 / 音楽家・プロデューサー )
ありのみ株式会社 代表取締役 ホルン奏者・音楽プロデューサー
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(財)地域創造「公共ホール音楽活性化支援事業」プレゼン

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演奏活動 2011-08-05 21:35

ベリオ「作品番号獣番」について書く前に、
8月3日に神奈川県横浜市にある「赤レンガ倉庫」の中にあるホールで行われた
「地域創造フェスティバル2011」に少しだけ出演してきましたので、
そのお話を少し。

http://www.yokohama-akarenga.jp/hall_space/calendar1108.html

このページに下の方に少し情報が出ていました。

「地域創造」という財団

http://www.jafra.or.jp/

で行っている「公共ホール音楽活性化支援事業」。
これは大まかに書きますと
ホールの制作担当の方とアーティストが協力して、ホールと地域が
深くかかわる事業を組み立てていく事業で、
地域創造が派遣してくれる経験豊かなコーディネーター
(ホールのプロデューサーの方が多いようです)が、それを助けてくれる仕組みです。

小川はかつて活動していた「トウキョウ・ウィンズ」という木管五重奏団
(この団体の話もそのうち書きます)で、この事業に参加していたことがあるのですが、
だいたい一定の地域に3~4日滞在して、街の中でのコンサートやクリニック
(講習会など)を数回と、しめくくりのホールでのコンサートを1回、
という感じでなかなかハードな数日間を全国各地で過ごしました。

現在は「協力アーティスト」という形で名前が残っていまして、
少し古い情報ですが

http://www.jafra.or.jp/jinzai/support/25ogawa.php

にプロフィールが掲載されています。

だいたい毎年この時期に全国からホールの方やアーティストが集まって
セミナーやプレゼンを数日間に渡ってやっているのですが、

今年はいつもご一緒しているピアニストの田村緑さん
(CD「動物の謝肉祭」や、毎年1月三鷹でのコンサートなど。
このあとも12月に福岡の直方でご一緒するなど、
色々と一緒にやらせていただいています)のお手伝いとして
サン=サーンスの「動物の謝肉祭」の中から「ぞう」と「終曲」だけを
ピアノ、オーボエ(“風の五重奏団”の池田祐子さん)、ホルンの3人で演奏してきました。

以前に書いた中央区の豊海小学校の例をたくさんのホールの方々に
ご紹介するすることができた、ということになるかと思います。

音楽を聴くだけでなく、動物の絵を描いたり、セリフを考えて
演奏と一緒に発表(コンサートの進行にかかわる)ことで
「児童のコミュニケーション能力の向上を図る」という
かなり先進的な試みです。

また、ホールの皆さんが資料を展示しているコーナーもあり、
久しぶりにお会いした関係者の方々や、初めてお会いしたホールの方から
色々と参考になるお話を聞かせていただくことができました。

もちろん「プレゼン」に出たから依頼がある、という簡単なものではありませんが、
「こういうこともできるのではないか?」と色々と考える機会を与えてくれる
貴重なイベントです。

写真は準備風景です。
もちろんコンサート専用のホールではありませんが、
なかなか趣があって良いところでした。

次回こそはベリオ「作品番号獣番」のお話を書きます。

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