漠然と「海外で働きたい」という希望を持っている若い人が多いですね。
以前にも同じ質問に何度か答えました。

まず、あなたに質問です。


どこかの国に自分を当てはめる、何かの方法に自分を当てはめるのではなく、まず自分が外国の労働市場に、あるいは社会に何を提供できるかを考えて下さい。

働くということは、日本でも同じ、自分の能力をスキルを雇用主の役に立てることですから。

もっと具体的に説明するために、「海外で働く」を定義してみましょう。

わかりやすく、ひとつの国を例にとって考えて説明します。
ここでは、移民政策が非常に寛容で、優秀な移民が集まり、繁栄を続けているカナダを取り上げてみます。

(今回の回答はカナダ、アルバータ州の大草原の小さな町で書いています。　新しいビジネスモデルを準備に来ました。）


働くためにはその国で、雇用される必要がありますね。
（Entrepreneur として起業することも考えられますが、まったく最初からは難しいですし、雇用されるよりはるかに多くの能力、スキルが必要ですので、今回は除外します。）

最初に雇用されるためには、まず就労許可が必要になります。
その就労許可を国に申請するスポンサーになるのが雇用主です。

さて、その雇用主がわざわざ日本から来た若者を雇う理由を考えてみて下さい。
わざわざややこしい就労許可申請を出し、時間と労力をかけてまで雇いたい人材とは？

*まず英語が必要ですが、かなりのレベルが必要です。
*英語が母国語でない国でも英語は絶対必要で、そしてその国の言語を理解することも必須です。

最近は、カナダだけでなく、どこの国でも移民受け入れに積極的な国では、すでに多民族の労働市場が形成されています。

もし、日本語能力と日本に対する背景が必要な人物を雇いたいとしても、わざわざ英語が不自由な日本から来た人を雇う必要はありません。　現地にいる、日本人移民を雇えばいいわけですから。

その企業がほしがっている能力とスキルがあり、それらを英語で運用することに問題はない、では十分ではありません。　その企業がわざわざ就労許可申請まで出してやろうと納得させる、特別な他にはない能力とスキルと経験などが必要です。


あなたはどんなスキルと能力と経験がありますか？
それを備えることから始めるのが唯一の方法ですね。


Good luck!