大澤 眞知子
オオサワ マチコグループ
How to become Steve Jobs 《小中学生のBusiness Idea》
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まったく関連性のないふたつの「もの」の概念をブレンドして、Creative な商品を開発する Project。
小中学生の[えいごで社会科]。
「学校の社会科嫌い~。 おもんない。 覚えるだけぇ。」
社会科が子供の好奇心を満足させないなんて犯罪に近い!と思いました。
そこで子供たちの脳を満足させるべく、毎年様々なSocial Studies Project を行っています。
今年は、[Steve Jobs になる方法]。
Traditional な従来の考え方、今の日本の大人たちが信じて疑わない考え方、教科書に書いてある考え方、そんな考え方から飛び出して、想像力をいっぱい使ったCreative Project.
毎日普通に使っているプルトップの缶。 実は、そんなuntraditional な創造から生まれました。
― 昔の缶切は大きくて重くてなかなか使いにくいものでした。 そこでどうしたら缶切を改良出来るかと考えました。 缶切をいくら眺めてもいいIdeaが出て来ないので、Function(機能)に注目しました。 「開ける」「開く」という機能。 他に「開く」「開ける」ものは?
思いついたのが、pea pod 豆のさや。 縦にさやの弱い部分があり、そこから開いて豆がはじけます。 豆を開ける時にもその縫い目のような弱い部分から開けます。
!
缶にも弱い部分を作って、そこから手で開けられるように出来るはず。
それで出来たのがプルトップの缶です。 缶切を改良するより、缶を改良してしまいました。 -
そんなuntraditional な考えと、世界の常識Critical thinking の基本を、日本の小中学生の脳に経験させるためのProjectです。
方法:
1. 3人にグループを結成。 それぞれのグループがたくさんのカードの中から2枚だけ引く。
2. そのカードに書いてあるふたつの「もの」をブレンドした商品を考え出す。
3. ただ単にぼ~っと考えても出てこない。
コツは、その「もの」のfunction(機能)を考えてみること。
どんどんbrainstorm (脳から出て来るIdeaを全部書き出す)してみると何かが見えて来る。
共通点もよし、まったくの相違点もよし。 何でも。
どんどんIdea をことばにして叫んでいる子供たちは閃くのが速い。 脳が刺激されているからかな。
4. そして出来た商品を絵にしていくうちに、どんどんIdea が発展。
5. そのIdea を英語でプレゼンテーション。
小中学生だから複雑な説明は抜き。
簡単な英語でいかに具体的にアピール出来るか!の練習。
それぞれのGroupが引いたカードは以下の通り:
Group 1 a jungle and weeds(ジャングルと雑草)
Group 2 trash and a sculpture(ゴミと彫刻)
Group 3 lungs and fat (肺と脂肪)
Group 4 a pot and a drawer (鍋と引き出し)
Group 5 a detective and a tongue (刑事と舌)
Group 6 a shark and silver (サメと銀)
Group 7 nosebleed and Jello (鼻血とジェロ(ゼリー))
Group 8 ice and an eye (氷と目)
Group 9 an umbrella and sleet (傘とみぞれ・氷雨)
Group 10 a roof and a hip (屋根と腰)
さあ、どんな商品を開発しますか?
《小中学生のBusiness Idea》はYou tube で公開中です。
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