大澤 眞知子
オオサワ マチコグループ
[カナダ高校留学の実態]eBookから1年 - たくさんの親子との出会い
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[カナダ高校留学の実態]1 & 2 (全300 ページ)eBookを公開してから1年が経過しました。
たくさんの方にダウンロードしていただき、カナダから「これが現実ですよ〜。心して高校留学を考えて下さ〜い。」の声が届きつつあるのを感じています。
1994年以来目撃して来た「カナダ高校留学」の詐欺にも近い実態を、長年に渡り日本の親子に向けて発信をして来ました。
(オーストラリア・ニュージーランドに留学中の親からも「状況は同じです」との声をいただいています。 アメリカは現状を見ると問題外ですけどね。)
留学エージェントやカナダ受入先は、「留学=ビジネス」と、授業料さえ払えば誰でも受入ます。
自分たちが儲かるからです。
その後の日本人高校生がどうなろうと、それは自分でやって来た自己責任だ!と放っておかれます。
留学前に説明すべき重要な情報を隠して勧誘を続けている姿勢には、「日本の未成年をなんだと思ってる!未来のある個人ではなく金のなる木としか見てない!」と怒りを覚えています。
eBookという媒体を使うことでやっと本当に必要な方々に届き始めた実感を持っています。
eBook全編にも表現していますが、「高校留学」自体を否定しているわけではありません。
「高校留学」は、一部の限られた、強い精神力と日本でもトップレベルの学習能力を備えた高校生にだけ門戸を開くべきだと主張しています。
未成年が異文化・異言語の中生きて行くことは想像を絶するほど難しいです。
脳科学の見地からは、10代後半脳の発達上完成段階にある未成年への健全な環境が、本当に「高校留学」なのかも大いなる疑問です。
異言語でカナダの高い高校レベルに対応することがどんな無謀な試みなのかの理解も、日本の親子に絶対必要だと感じます。
ほんの1年前のeBook公開ですが、実にたくさんの親子との出会いがありました。
教育制度さえよく知らないままエージェントの勧めで留学した方が多いのに改めて驚愕。
何とか道筋を見つけるお手伝いをと、相談を繰り返し、エージェントは無視し、留学先教育委員会との交渉などの裏方役を努めたり。
ESLから上がれない! 卒業出来そうもない! 3年経ったけどこんなはずでは! という声もずいぶん吸い上げました。
私に出来る限りの助力をと、[カナダクラブ]という個人レベルのエッセイ特訓でカナダの同級生が9年生までに身につけているエッセイの基本を教えたり。
高校留学成功の登竜門とも言えるEnglish10, English12 対策のオンラインサイトを開設したりと、30年培った専門知識を総動員しての1年間でした。
かなりの数の留学生を「迷えるカナダ」から救い出せたと思っています。
留学を計画中の方からのご相談も多かったですね。
留学フェアで勧誘されたんですが、この地区はどうですか? エージェントが学校まで指定して勧めるんですがどう思いますか? ベストな地区はどこですか? と、ご相談も実に多岐に渡ります。
実際にeBookをお読みになり「こんなひどい状況なら。。」と高校留学を考え直した方も多かったことも付け加えておきます。
エージェントの話と現実とのギャップに驚き、留学申込みをキャンセルした方もいます。
カナダの世界1流レベルの教育の恩恵を満喫出来るのは「大学から」という私の提案で、日本に留まり、親元で安定した生活を送りながら英語の猛特訓を上述[カナダクラブ]で進めている生徒もいます。
「子供が望むのでそれでもどうしても留学を」と言う方への相談には、2通りの受け取り方があるのも改めての事実でした。
カナダの高校がそんなに難しいのなら十分準備をしてから留学させたいのでと、本格的なエッセイ準備からEnglish10の難しさを親子で認識なさった方。
エージェントの言うとおり、行けば何とかなると思うし、ESLもあると言われたし、大げさな心配は杞憂との考えを未だお持ちの方。
日本に蔓延するエージェントの宣伝文句「カナダは高校に入るのが簡単。勉強が出来ないと入学させないなどの制度はありません。」(これには呆れて、叫びそうになりますが)の方を信じたいという精神状況を払拭するのにはまだまだ時間がかかるのかと、ため息をついたこともありますね。
9月以降はバンクーバーに移動しますので、更に深く「カナダ高校留学の実態」をお届けしていきたいと思っています。
カナダ公立学区留学プログラムを統括している団体にも出かけ、対決して来る予定でおります。
それらすべてを含め、「カナダ高校留学の実態2019」として公開致します。
eBookダウンロードなさった方のために、特別「夏の無料留学相談」Hangoutをカナダから提供も致しております。ぜひご参加下さい。
ある方からこんな嬉しいコメントをいただきました。
「子どもをカナダ高校留学させたくてエージェントを訪ねたり、情報収集していた方の話です。 eBookを読んで驚愕。 高校留学は止め、きちんと準備を積んでから大学留学を目指すようにしたそうです。 眞知子先生の声はちゃんと届いてますよ。」
報われた一瞬でした。
Yay!
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