大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「アルバータ州白人至上主義運動の異常な広がり - CBCTV全国ニュース」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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アルバータ州白人至上主義運動の異常な広がり - CBCTV全国ニュース

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留学 大学・高校正規留学 2019-04-25 06:40

アルバータ州高校留学中の日本人高校生のみなさん。

有意義で将来につながる留学が出来ていますか?

学校やホストや地域社会で嫌な思いをしていませんか?

 

もし、学校や、ホスト宅や、住んでいる町で「白人でないこと」への差別・偏見を感じることがありましたら、いつでも相談して下さい。

「自分が我慢すればいい」という必要はありませんよ。

あなたたちには、カナダに最高の留学を保証させる権利も資格もありますからね。

 

本日(Apr. 24)CBC全国ニュースがアルバータ州の白人至上主義の異常な広がりを伝えていました。

もともと保守的で「外国人」嫌いな色が濃いアルバータで、先日超保守政権が選挙で圧勝したことも大きな引き金になっているようです。

もちろん、トランプアメリカの「有色人種」への憎しみに大いなる力を得た動きでもあります。

 

大きな都市のエドモントン・カルガリーはもちろん、Red Deerなどの「白人至上主義」の根源とも言える地域では、常に周りの様子に気を配り、デモなどに巻き込まれることのないよう危機意識を持って下さい。

 

小さな町で留学中でも、今までは遠慮していた右翼白人たちの動きがありそうです。

レベルの低い高校生たちも勢いづいて「有色人種」への敵意を見せるかも知れません。

アルバータ州の小さな町はほぼ白人で占めますからね。

学校でも、あるいはショッピングモールなどでも、敵意ある視線を感じることもあるかも知れません。

嫌な思いをしたら、いつでも相談して下さい。

 

学校のカウンセラーやエージェントなどは、なるべく事を荒立てたくない方針ですので「一部の人が騒いでいるだけよ、悪気はないはず。」などの対応をすることが多いです。

我慢する必要はないですから、日本の親からも毅然と対応してもらうことをお勧めします。

 

ここ数年は、残念ながらトランプの後遺症がかなり続くと予想されています。

超保守に舵を切ったアルバータ州もその路線に入り込んでしまうでしょうね。

 

日本の未成年が親元を離れて勉強する場としては、避けるべきだと強く感じます。

来学年はアルバータは避け、BC州などに移動するのがいいと思います。

このような社会的状況の大きな変化であれば、すでに払込済みの授業料も交渉可能ですし、新しい受け入れ先も柔軟に対応してくれるはずですから。

また、それを要求する権利も留学生にありますよ。

 

現在アルバータ州高校留学を目指しているみなさんは、今からのこの州への留学はマイナスの方が大きいということを認識しておいて下さい。

エージェントからも現在のアルバータ事情を全く説明されていない場合は特に言語道断です。

 

このように急激な悪化を見せる「異なるものは排除する」の世界では、やはり「カナダには大学からいらっしゃい!」ですね。

精神的も大人になり、留学先の社会情勢を自分で判断出来るようになってから、外の世界を見に来てください。

今この時代、親元を離すには日本の高校生はまだまだ稚すぎると感じます。

 

スリランカのテロも、全く遠い世界の出来事とは思えません。

嫌な時代になったものですね。

 

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