大澤 眞知子
オオサワ マチコグループ
留学生を馬鹿にし「自分の国に帰れ!」と罵るノバスコシア事情
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何度もコラムに書いている「カナダ留学目的地One of the worst」Nova Scotia 留学事情。
またしても「ふざけんな」ニュースです。
「Nova Scotia州の州都Halifaxは、意地悪で内向き仲間意識が強い、人種差別罵詈雑言に満ちた街。もう嫌気がさしました。 Halifaxでの将来は見えません。」
HalifaxにあるDalhouse University に通うインド人留学生の言葉です。 (CBCニュースより)
Dalhouse University のホームページには高らかにこんな宣伝が。
“Dalhousie University is proudly located in Halifax, Nova Scotia which is ranked one of the friendliest cities in the world.”
「ノバスコシア州ハリファックスにあるダルハウス大学は、世界で最もフレンドリーな街にランクされました。」
おや?
何の調査かな? その根拠や他のどの街と比べているかなどの説明は一切なし。
トップページを飾るのは、もちろん金髪白人の女子学生の笑顔です。
Halifaxの人種差別文化に嫌気がさしているインド人留学生は、こんな経験にも遭遇しました。
Halifaxの街を歩いていると、後ろを付いて来る白人「あの靴見ろよ。 インドに帰れ!」
「一度だけの話しなら我慢も出来ますが、5回も同じ目にあうとさすがにこたえます。」と留学生。
街の白人からの仕返しを恐れて匿名を希望したこのインド人留学生。
コンピューターサイエンス専攻で、Haifaxに来たのは1年半前。
その間に否応無しに経験した人種差別は多岐にわたります。
白人に意味もなく笑われた。
指を指された。
Canada Day パレードで罵られた。
これらは、Halifaxの白人のあらゆる年齢層からのものだそうです。
「本当にこんな差別を楽しんでいる白人がいるなんて驚きました。」
「この街では働きたくないので、卒業まで我慢し、その後はオンタリオ州に行きます。 ノバスコシア州から人がどんどん出ていく理由はこれでしょうね。 意地悪で心の狭い白人が多いです。」
Halifaxだけではありません。
安い授業料を売り物に留学生を集めているノバスコシアのCape Bretonで勉強する留学生も嫌な人種差別経験を。
「最初は冗談のような人種差別コメントから始まりました。」
白人には冗談なのでしょうが、留学生は非常に傷つきます。
しかも、若者だけでなく年配の白人からもからかわれるそうです。
年配の白人がバスを待っていた留学生に「邪魔だからどけ。」
留学生がヘッドフォンをしていて聞こえなかったからだったとか。
しかし、その白人、バスに乗りながら留学生のヘッドフォンをむしり取り、”You go back to your country!”
バスの中でも人種差別コメントがよく聞こえるそうです。
「なんで彼奴等がこの町にいるんだ。」
将来の就職も視野に入れた宣伝文句に乗せられノバスコシアに来たものの、長くはいられない場所だと留学生たちは思っているとか。
地元カナダの学生の3倍から4倍の授業料を払う留学生。
生活費も落としてくれます。
寂れるノバスコシアの将来の大きな期待かも知れない留学生をこの扱いですか。
人口減少と経済停滞で勝手に潰れて下さいと言いたくもなりますね。
ノバスコシアからは全くいいニュースが聞こえて来ません。
高校留学プログラムの内情は闇の中です。
何度問い合わせを出しても無視です。
「日本人高校生をどんなに大切に扱っていますか?」の質問メールです。
やはり、避けて通る場所ですね。
留学希望のみなさん、気をつけて。
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